ボイスドラマ「翼冒険奇探」(つばさぼうけんきたん)/第2話

脚本/さのや

08/06/23 微修正
08/05/29 話数、ファイル名修正
08/05/01 台詞番号、台詞数追加、微修正
08/04/30 完成


【概要】


【脚本中記号について】
「」…キャラのセリフ(括弧なしはモノローグだと思っていただければ!)
()…状況説明・セリフの演技指定
※ …前後の状況説明など

【他】
・セリフの方は言い辛ければ言いやすいように語尾・言い回しを変えていただいて構いません。
・複数行に渡る台詞も有りますので、見落としにはご注意くださいませ!
・台詞番号がうっかり重複したりしている場合は「001-1」、「001-2」などでご提出ください。
できるだけないように気をつけます…!

【今回登場するキャラクター】(10名)

クロス(39)、エクレア(39)、ジョン(11)、リーニエ(22)、プノエ(15)、フェンリル(10)
レイ(13)、オズ(13)、ノルン(9)、ミスト(12) 計183


(以下シナリオ本文)

【シーン020−01】

(ちゅんちゅん鳥の鳴き声/どこかの森。クロス達、不時着して全壊した船の前にいる)


クロス/001:「いやー、よく生きてたもんだ。」(船を見上げつつ)

エクレア/002:「もー!!まさかいきなり撃ってくるなんて!」(怒り)

ジョン/003:「生きてて良かったですよね…」(心底ほっとしつつ)


エクレア/004:「ていうか普通、探してる人間が乗ってる船を攻撃しないでしょ!」
(みょ。と効果音/3人、リーニエ達の方を見る)


フェンリル/005:「困ったなぁ…ここから街まではかなりあるし…」

リーニエ/006:「はわー、全壊ですね!ソンガイバイショウですねっ!」
(何故かはしゃぎつつ全壊の船を見てる/本人真面目)

プノエ/007:「ぷー!ぷー!」(羽ばたきつつぴょんぴょこリーニエの周りを飛んでいる)


クロス/008:「なぁ、リーニエ。なんでお前、帝国軍に追われてたんだよ?」

リーニエ/009:「ええとですねー、帝国軍の皆さんは"アルカディア"の遺跡を探してるそうなんですよー。
その遺跡ってアマツカサ族しか開けられない扉があるみたいなのです」

プノエ/010:「ぷ、ぷー!」(同意するように鳴く)

エクレア/011:「"アルカディア"の遺跡?」

ジョン/012:「ええっ!?それってあの、"アルカディア"ですか!?」

クロス/013:「なんだそりゃ。おい、ジョン、説明してくれ」(わからないので困惑しつつ)

ジョン/014:「え〜、師匠、知らないんですか?……こほん、"アルカディア"の遺跡とはですね、古代アマツカサ文明の中心地……
アマツカサ族の王国跡の中央に位置する遺跡です。現在も様々な罠やシステムが生きていて、
奥にはアマツカサ族の宝が眠っていると」

(割り込むようにクロスの台詞)
クロス/015:「宝ッ!!?それを早く言えよ!」

フェンリル/016:「ていうかその遺跡、行った事あるよ。先代の船長と」

クロス/017:「ええっ!?親父と!?」

エクレア/018:「フェンリルも行ったことがあるの?」

フェンリル/019:「うん。二十年くらい前かなぁ。その時は、遺跡の内部の扉にどうしても開かないとこがあって。
結局その部屋には入れなかったんだよねぇ」(昔を懐かしみつつ)

クロス/020:「開かない扉があって、今も帝国が躍起(やっき)になってアマツカサ族を探してる……
てーことは!まだその宝が遺跡にあるってことじゃんか!!」(わくわくしつつ)

リーニエ/021:「おおー、クロスウィンドさん、ナイス推理です!」

プノエ/022:「ぷー!」

ジョン/023:「でも師匠、帝国が宝を狙ってるってことは、遺跡も厳重に警備されてる可能性が高いですよ?」

クロス/024:「それがどうした!警備が怖くて空賊ができるか!」

エクレア/025:「クロスは言い出したら聞かないからね……でも、私も面白そうだと思うな」
(前半はため息混じり/後半は楽しそうに)


【シーン020−02】
フェンリル/026:「だけど、ともかく船がないと身動きが取れないねぇ」(全壊した船を見つつ)

クロス/027:「あー、それなんだよな……」(がっくり)


エクレア/028:「そうだ、この近くって、ジオノールの屋敷があるじゃない!ミストに船を貸してもらえばいいのよ!」
(思いつく)

クロス/029・ジョン/030・フェンリル/031:「「「えー!!!」」」
(心底嫌ーそうに言ってください/1〜3秒内)

リーニエ/032:「ジオノールさんのお屋敷…ですか?」(皆が何故嫌がるか不思議そう)

プノエ/033:「ぷ、ぷー?」


クロス/034:「俺やだ!あいつ怖いんだもん!!」

ジョン/035:「僕も嫌ですよ!絶対嫌ですから!!」

フェンリル/036:「僕も気が進まないなぁ…」


リーニエ/037:「そんなに怖い人なんですか!」(皆が嫌がるのを見て衝撃)

プノエ/038:「ぷー?」(不思議そうに)

エクレア/039:「怖いというより……変わった人なのよね。古代遺産のコレクターなの」

フェンリル/040:「僕も先代の船長の時についてってえらい目に遭ったんだよ……」(エクレアに同意するように)

リーニエ/041:「はぁ……?」(よくわかってない)

エクレア/042:「ジョンとフェンリルはいいけど、クロスはついてきてちょうだいよ。
船長がいなきゃ話になんないでしょ」

ジョン/043:「良かった……師匠、頑張ってくださいっ」(ほっと一安心/他人事なので明るく)

クロス/044:「ええぇ!?なんで俺が!!」

エクレア/045:「それともかよわい女の子2人で行けって言うの?万一何かあったらどうするの?
クロスは女の子も守れない弱虫空賊なんだ?」(たたみ掛けるように早口で)

クロス/046:「う、うう……わーったよ!一緒に行くよ!行けばいいんだろッ!!」

エクレア/047:「じゃ、決まり!はい、コレ。変装してクロスとわからないようにしてければ害はないでしょ」
(得意げに言ってがさごそと包みを渡す)

クロス/048:「変装?あぁ、そっか!エクレア、頭いいな!」
(がさごそ/クロス、着替えようと)

(間)

クロス/049:「……って、ちょっと待て。なんだコレは」

プノエ/050:「ぷー??」(首を傾げる)

リーニエ/051:「わわー、かわいい服ですねっ」(見てうきうき)

エクレア/052:「メイド服よ」(きっぱりこ)

クロス/053:「……誰用?」

エクレア/054:「クロス用よ」(きっぱりこ2)

クロス/055:「待てえぇ!!なんでこんな格好しなきゃいけないんだよッ!!」

エクレア/056:「そのまま行くって言うなら止めないけれどー?私は全然全く構わないんだけどー?」
(確信犯的に)

クロス/057:「うう……着るよ!着ればいいんだろ!いいよ、完膚(かんぷ)無きまでに着てやらぁ!!」

ジョン/058:「し、師匠……日本語がおかしいです」(おろおろしつつ)

フェンリル/059:「ジョンくん……そっとしとこう」(遠い目しつつ)



【シーン020−03】
(足音/森にある大きな屋敷/ざくざく屋敷へ向かうクロス、エクレア、リーニエ+プノエ)

クロス/060:「よし、さっさと行って一刻(いっこく)も早く帰るぞ、船に!」
(メイド服+眼帯+短いツインテール)

エクレア/061:「クロスー、なんで眼帯取らないのー?かわいくなーい」(ぶーぶー/ブーイング)

クロス/062:「うるせぇ!変装するにしてもなんでこんな服なんだよ!!」

エクレア/063:「かわいいかな、って思ってv」(悪びれず/明るく)

リーニエ/064:「ま、まあまあ……あの、すごく似合ってますし」(おろおろ)

クロス/065:「似合ってても嬉しくねぇ!なぁ、ヒヨコ!」(同意を求めるようにプノエに)

プノエ/066:「……ぷ」(ふっ、と鼻で笑う的に)

クロス/067:「ヒヨコにも笑われてるじゃねぇか!!」

リーニエ/068:「ヒヨコじゃないです、プノエさんですよぅ」(ぷーとほっぺたふくらませつつ)

エクレア/069:「はいはい。……ほら、ここよ。こっからはちゃんと大人しくしててちょーだい」

(豪華なノッカーで大きな扉をノック)
エクレア/070:「すみませーん」


(しばらく間ののちぱたぱたと足音/ケバくて派手な衣装の長髪の青年が現れる)
ミスト/071:「あら!あらあらまあまあ!エクレアちゃんじゃないのぉ。久しぶりじゃない〜?」

エクレア/072:「え、ええと……お、お久しぶりです」(圧倒されて引きつった笑顔で)

リーニエ/073:「わ、わ……オカマさんの家ですか、ここっ!?」(衝撃/ずさっと引く)

プノエ/074:「ぷ、ぷー!!?」

ミスト/075:「まあ、かわいいお嬢ちゃんにヒヨコちゃん。オカマじゃないわよぉ、古代遺産が好きなただの
オ・ト・メよぉ」

リーニエ/076:「お・と・め、ですか……!」(圧倒されつつ)

ミスト/077:「それより、クロスちゃんとジョンくんは今日は来てないの〜?久しぶりに会いたかったんだけどぉ」
(きょろきょろ)

クロス/078:「ひっ!?」(隠れてた/目が合った)

ミスト/079:「あらぁ?こっちのお嬢ちゃんの他にも新入りちゃん?」

クロス/080:「う、えーと、俺は、じゃなくてあたしは……」(おろおろあたふた)

エクレア/081:「あ、あのっ!そう!新入りなのっ!えーと、こっちの羽の生えてるのがリーニエ!ヒヨコがプノエ!
で、こっちの眼帯メイドがクロ子って言うの!!」
(あたふたしつつ紹介)

クロス/082:「どんな名前だよそれ!!」(ひそひそツッコミ/音量は普通で)

エクレア/083:「じゃああんたが考えなさいよ!!」(ひそひそ/音量は普通で)

ミスト/084:「へぇ、クロ子ちゃん?」

クロス/085:「え?あぁ、ええと、クロ子です!クロ子でいいです、もうそれで!!」(あたふた)

エクレア/086:「そ、それで!実はちょっと船が故障しちゃって。ミストんとこの飛空艇(ひくうてい)、
貸してもらえないかなーって」(それで!はごまかすように)

リーニエ/087:「私達、困ってるのです!助けて欲しいのです!」(手を組みつつ)

プノエ/088:「ぷ、ぷ〜」(羽を合わせつつ)

ミスト/089:「あらぁ、そうなの?とりあえず〜、立ち話もなんだからぁ、お茶でもどーお?
手作りのクッキーもあるのよぉ」


クロス/090:「いや!俺たちは……」(慌てて遮ろうと)

エクレア/091:「いえ!私たちは……」(慌てて遮ろうと)
(2つ同時)


(上記を打ち消しリーニエの歓声)
リーニエ/092:「うわーい!いただきまーす!突撃隣のばんごは(ピー)なのでーす!!」
(即答、激嬉しそうに/ピーは放送禁止のアレ)

プノエ/093:「ぷっぷ〜」(同じくうきうき)


クロス/094:「り、リーニエ……」(がっくり)

エクレア/095:「仕方ないわね、さっさと話してどうにか早く切り上げましょ」(こそこそ/音量は普通で)


【シーン020−04】

(3人+1匹、ミストに案内されて屋敷へ入る)
(足音)

リーニエ/096:「くっきー、くっきー、くっきーさん♪」(うきうき絶好調/でたらめなふしで歌ってください)

ミスト/097:「そういえばあなた達の他にもお客様が来てるのよぉ。お話ししてたとこなのぉ」

クロス/098:「客?」
(台詞直後にドアが開く音/客間へと通される)


(レイ、オズ、ノルンの3人、広い客間でお茶をいただいている)

レイ/099:「り、リーニエ!?なんでこんな所に!」

オズ/100:「おやぁ?君達は……」

ノルン/101:「この紅茶、美味しいですね」(ずずーと紅茶を飲む)


(どかどさどてっ/クロスとエクレア、新喜劇並にこける。リーニエは、普通)

エクレア/102:「……な、なんであんた達がいんのよ!!」(体勢を立て直しつつ)

クロス/103:「こ、こんな時によりによって……!!」(隠れようとしつつ)


リーニエ/104:「わ、わ、レイ兄さん…!!」

クロス/105・エクレア/106:「「兄さん!?」」


ミスト/107:「あらぁ?知り合いなの?……ていうか、驚いた顔のレイくんもかわいいわぁんv」

レイ/108:「よ、寄るな!近づくな!」(本気で怯える)


オズ/109:「彼…いや、彼女がいると話がややこしくなりそうだねぇ。……ノルン」(ノルンに合図)

ノルン/110:「かしこまりました、マスター」
(ごがすっ!と鈍い音/ミストの鳩尾に本気パンチ)


ミスト/111:「ごげふっ!?」(直撃/悲鳴音はご自由に(笑))
(どさっと倒れる音)


レイ/112:「ふぅ。……貴様らがこの辺りで船を手に入れるなら、ミスト・ジオノールを頼るだろうと思ってな。
どうやら正解だったようだ」
(激安堵>真面目口調で)

エクレア/113:「くっ……読まれてたってわけね。でも、私達もそう簡単には退かないわよ!」

レイ/114:「この間の空賊の仲間か……邪魔をするな!そっちの娘も……む、お前、どこかで会ったか……?」
(前半エクレア/後半クロスに)

(クロス、ぎくりと)
クロス/115:「うっ!えーと、いや、会ったことない!断じてない!!絶対ない!!!」(必死に否定)

(オズ、ぽむ、と手を叩く)
オズ/116:「うーん?……あぁ、思い出した。この間の空賊少年じゃないか」


(間)


クロス/117:「い、いやー……見間違いじゃないかな!すんげー遠かったし!!」

オズ/118:「ふっ、私の視力は5.0は下らないという評判だよ?」(得意げ)

レイ/119:「……どこでだ?」(真面目にツッコミ)

ノルン/120:「私の記憶領域(きおくりょういき)の画像データとも一致します」(きっぱり)


(間)


リーニエ/121:「あっさりバレましたよ!クロスウィンドさんっ!!」

プノエ/122:「ぷ、ぷー!!」

エクレア/123:「どうするのクロス!女装してるのがバレちゃったわよ、クロス!!
こうなったら開き直るしかないわね、クロス!!!」(連呼)

クロス/124:「名前呼ぶなよ!余計バレるだろうが!!ていうか、エクレア!わざとやってるだろ、お前!!」
(半泣き)


レイ/125:「……貴様、変態か。変態のくせにリーニエに手を出そうとはいい度胸だ」
(ごごごごご、と音/レイ、剣を抜く)

クロス/126:「うるせえぇ!!好きでこんな格好してんじゃねぇやい!!!」(魂の叫び)
(クロス、剣を抜く)

リーニエ/127:「わわわわ……2人とも、やめてくださいー!!!」(おろおろ)

プノエ/128:「ぷー!!」(同じくおろおろ)


【シーン020−04】

エクレア/129:「ったく、クロスったら……頭に血がのぼりやすいんだから」

(クロス達を横目にエクレア、ノルンとオズと対峙する)
エクレア/130:「でもちょうどいいわ、私もあんたに聞きたいことがあったのよ」(怒りを抑えた感じで真面目に)

オズ/131:「ほう?それは光栄だ。この私、天才科学者オズ・ベルヴェルクにわかることなら、
何でも聞いてくれたまえ!」

エクレア/132:「……姉さんに何をしたの?」

オズ/133:「うん?それはどういう意味かな?」(楽しげに聞く)

(エクレア、武器を構える)
エクレア/134:「ふざけないで!姉さんが帝国の人間と一緒にいるはずがない!私達の国を滅ぼした奴らとなんか!!」


(ノルン、オズを庇って前へ出る)
ノルン/135:「マスター、危険です。お下がりください。……この娘、処分いたしますか?」

エクレア/136:「姉さん……!どうして……」(姉の姿を見て一瞬戦意を失いそうになる)


オズ/137:「あー、ノルン、もう少し待ちたまえ。エクレアくんとか言ったかな?君は勘違いをしているようだ」

オズ/138:「彼女がここにいるのは、彼女の意思だ。私は、むしろ彼女に全てを与えたんだよ。
新しい命と目的を……ただの死体であった彼女にね!」


エクレア/139:「嘘……絶対嘘よ!私はあんたを許さない!!」
(武器音/言ってオズに攻撃するが、ノルンに阻まれる)

ノルン/140:「マスターに害を成す者は排除します」(無感情に)

エクレア/141:「姉さん、お願い!どいて……っ!!」


オズ/142:「やれやれ、姉妹喧嘩は見苦しいな。あぁ、そうだ。ノルン、できれば殺さないようにしたまえ。
生きたライジン族の素体は、今じゃ手に入らないからねぇ!ひゃひゃひゃひゃひゃ!!」


ノルン/143:「かしこまりました」

エクレア/144:「くっ……!!」
(台詞にかぶって武器音数回)


【シーン020−05】

(外からエンジン音/戦闘中の両者の所に銃声)

レイ/145:「く……何だ!?」


ジョン/146:「師匠ー!皆さーん!助けに来ましたよー!!今のうちに早く!」
(外に飛空艇/ジョン、ノルンを狙撃する/銃声)


ノルン/147:「……ッ!!」

オズ/148:「おや、あの距離からノルンを撃つとは。あの少年、なかなかやるねぇ」


クロス/149:「ジョンとフェンリルか!助かった!!リーニエ、エクレア、今のうちに逃げるぞ!」

リーニエ/150:「は、はい!」

プノエ/151:「ぷ!」

エクレア/152:「うん!……姉さん、必ず助けるから!」
(足音/クロス達逃げる)


(足音/クロス達、飛空艇内に移動)

リーニエ/153:「ふー、危機一髪でした!」

プノエ/154:「ぷ、ぷぅ!!」

クロス/155:「フェンリル!この船どうしたんだよ!」

フェンリル/156:「君達が屋敷にいる間に、ちょっとミストのとこの倉庫から借りたんだよ。
ま、書置きは残してきたから大丈夫だろう」

エクレア/157:「いいの、それ……」(呆れて)

クロス/158:「ま、大丈夫だろ。多分」

リーニエ/159:「そういえば、さっきのジョンさんすごかったですね!遠くからばーん!って!」

ジョン/160:「えへへっ!すごいでしょう!これはですね、古代の遺跡から出土した遺産で、銃って言うんです。
アマツカサ文明後期の戦争でよく用いられた武器で……」(くどくど続く)

リーニエ/160-2:「そ、そうなんですか……?」(情報量が多くて理解しきれない)

クロス/161:「説明は後だ!今はとっとと逃げるぞ!!」


(一方、ミスト邸)

ミスト/162:「はっ!ここはどこ!?私は誰!?
……って、何コレ、いやあぁ!どうしてこんなに散らかってるのぉ!!?」
(目を覚まして部屋の惨状を目の当たりに)

レイ/163:「……チッ、永遠に眠っていれば良かったものを」(ぼそりと/音量普通)

ミスト/164:「聞こえたわよ、レイくん!酷いっ!!」(本人なりにかわいく怒る)

レイ/165:「…………。ど、どうする、オズ。このままでは逃げられてしまう」
(寒気を感じた/話を変える)

オズ/166:「そうだねぇ、やっぱりここは……」

レイ/167:「ちょっと待て。この間のように撃墜するのはなしだぞ」

オズ/168:「ノルン!超ウルトラスペシャルデンジャラス級・対戦艦砲(たい・せんかんほう)発射だ!」

レイ/169:「だから話を聞けと言ってるだろうがー!!!」

ノルン/170:「了解しました。対戦艦砲、発射」(淡々と)
(腕を船に向ける/メカっぽい音がして腕が砲に変形/きゅいん、とレーザー発射っぽい音)
(発射時にかぶって壁の破壊音)

(ノルン台詞にかぶってミスト台詞)
ミスト/171:「え、えーと、あの、ノルンちゃん?このまま撃つとうちの壁が……
って、いやあぁぁ!!アタシのおうちがあぁ!!」

(レイ、ミストを無視)
レイ/172:「く……だから、撃墜するなと…!!」

ノルン/173:「……外れました。目標、射程外に逃走」

レイ/174:「何だと……?」

オズ/175:「おや。ノルンが外すとは珍しい」


(飛空艇側/フェンリル、操縦桿握って人が変わった様に)
フェンリル/176:「同じ攻撃を2度喰らうわけねぇだろうが、このフェンリル様がよぉ!!」
(※口調は自由に別人化してください)

ジョン/177:「フェンリルさんがいつものフェンリルさんじゃない……!!」

クロス/178:「誰だフェンリルに操縦任せたの!!」

エクレア/179:「わ、私じゃないわよ!」

リーニエ/180:「せんせー、酔いましたです〜。き、気持ち悪い〜」(乗り物酔いした風に)

プノエ/181:「ぷ、ぷ〜」(同上)

(フェードアウト)


(次回に続く)

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