「教授とミセスとゴーストトレイン」おまけ
08/11/11 一部台詞微調整
08/10/30 完成
◆登場キャラと台詞数
教授(14)、キャロライン(7)、ジャック(11)、マーガレット(8)、レオナルド(8) 計48
※台詞はアレンジしていただいて構いません。アドリブできそうな所は増やしてもらっても大丈夫です。
(長すぎる場合は、編集の際に切らせていただくこともあるかもですのでご注意下さい)
--------------------------------------------------------------------------------
(以下シナリオ本文)
◆おまけ:コーヒーブレイク
【ある汽車の食堂車にて】
ジャック/01:「なーなー、教授。教授様!そういえばさ、いつになったら俺の殺された事件、調べてくれんだよ〜」
教授/02:「あぁ、ジャックは何者かに殺されて死んだ……んだったか、確か」
ジャック/03:「そうそう!お前らみたいな奴らに協力してんのも犯人捜しの為だからな。
まさか全然進めてねーってことはないだろーな?」
教授/04:「さてねぇ、なんせかなり前の事件だから。というか、君の自称する"切り裂きジャック"の話もあやふやでね」
ジャック/05:「仕方ねーじゃねーかよ!よく覚えてねーんだから。俺が死んだのもかなり前だしな」
キャロライン/06:「もう時効……ていうか多分犯人も死んでるんじゃないかしら」(きっぱりと)
ジャック/07:「てめ、キャロライン!ていうかこの性悪(しょうわる)どチビ!
それじゃあ俺様が恨みを晴らせねぇじゃねーかよ!相手が死んでるんじゃ殺せねーし!!」
キャロライン/08:「……私は人殺しの手伝いはしたくないわ。それに私はチビじゃないわよ」
(ぎりぎりぎり/アミュレットでジャックの首を絞めつつ)
ジャック/09:「ぐあっ!こら!幽霊の首を絞めるな!死ぬ!もう死んでるけど死ぬ!!」
教授/10:「……はぁ、やれやれ」(2人を見ても動じずため息)
【足音/マーガレットが通りかかる】
マーガレット/11:「あらまあ、皆さん。ちょうど良かった。探してたんですよ」
マーガレット/12:「ええと……お取り込み中だったかしら?」(後半:キャロルとジャックを見て)
教授/13:「おや、ミセス・マーガレット。いいえ、いつもの事ですから」
マーガレット/14:「そう……ですか?
キャロラインちゃんとジャックちゃんは兄妹のように仲が良いのね」(にこにこと悪気なく)
キャロライン/15:「こんにちは、ミセス・マーガレット。
仲が良いわけじゃありません。この哀れな悪霊を成仏させようとしてただけです」
ジャック/16:「た、助かったぜ……本気で成仏させる気だったな、このガキ」(後半ぼそっと/音量普通)
教授/17:「で、ミセス・マーガレット。我々を探していたとは?」
マーガレット/18:「実は、こちらをどうしたらいいかわからなくて」
【マーガレット、テーブルにカメラを置く】
キャロライン/19:「……レオナルドさんのカメラ」
ジャック/20:「なんでここに有るんだよ」
マーガレット/21:「私達が戻った駅に落ちていたんです。そのまま置いておくわけにもいかないかと……」
教授/22:「そうですね、彼の遺族が居れば、その人たちに返した方が……」
ジャック/23:「あぁ?なんで俺たちがそこまでしなきゃならないんだよ」
キャロライン/24:「……ジャック。」(咎めるように強めに)
ジャック/25:「へいへい、わかったよ、わかりましたよ。返すでも送るでも好きにしたらいいじゃねぇか」(スネた風に)
レオナルド/26:「あ……」(何かを言いかける風に)
教授/27:「あ?」(聞き返す風に)
レオナルド/28:「ありがとうございますー!!!」
【レオナルド、急に現れる】
教授/29:「うわっ!!」
【教授、椅子ごとこける】
レオナルド/30:「殺そうとした僕に対する、皆さん方のお心遣い!!いやー、思わず改心してしまいますよ、はははは。
あ、どうですか?成仏したと思った青年が急に目の前に現れた感想はっ!!」
教授/31:「………」(倒れたまま)
マーガレット/32:「だ、大丈夫ですか、教授?」
キャロライン/33:「……教授が死んだ。レオナルドさんのせいで」
ジャック/34:「ありゃ呆れてんだろ」
【教授、よろよろと立ち上がる】
教授/35:「な……なんでいるんだ、レオナルドくん」
レオナルド/36:「いえ、先日、あの本から解放してもらったでしょう?
その時ちょっと思ったんですよ、僕はまだ自分の役割を果たしていないのではないだろうか!?と!」
教授/37:「……は?」
レオナルド/38:「僕はですね、死しても!なお!事実を世の中の皆に知らせるジャーナリストとして再出発しようと
思ったんです!しかし!僕一人ではあまりに無力!!ならば知り合いの力とコネクションを有効活用するのが
一番いいかと思いまして!!」
マーガレット/39:「レオナルドさんって、転んでも……いえ、死んでもタダでは起きない人なんですね」(感心)
レオナルド/40:「ふっ、誉めても何も出ませんよ」
教授/41:「誉めてない。というか何も僕達でなくとも……」
レオナルド/42:「ふふん、ネタは全部上がってるんですよ?
聞けば教授、僕が死んだ原因はあなたの父親にあるとも言えるじゃないですか!
本人がいない今、その息子が責任を取るのは当たり前です!!」(びしっと)
教授/43:「はぁ……うっかり話さなきゃ良かった」(ため息つきつつぼそっと)
キャロライン/44:「いいんじゃない、教授。前から人手が足りないって言ってたし。……ちょっと騒がしい幽霊だけど」
ジャック/45:「そういやいっつも俺に雑用やらせるしな。いいんじゃね?」(テキトウ)
マーガレット/46:「レオナルドさん、他に行く場所もないかもしれませんし……私も賛成です」(おずおずと)
レオナルド/47:「僕もさんせーい。ほら、教授!一対四の多数決で決まりですよ!!」
教授/48:「皆、適応力(てきおうりょく)が高すぎる……。やれやれ、まあいい。時間はある。今後の事を話すとしようか」
(あきらめた風に)
【音楽フェードアウト】
(おしまい)