「Knight&Dragon」シナリオ(制作:さのや)

【登場キャラ(台詞数)】
カイン(88)、リザベル(54)、吟遊詩人(28)、姫(17)、先輩(16) 計203

08/04/02 誤字等修正
08/04/01 完成

※台詞はアドリブ・改変可能です。元のものより大幅に長くなり過ぎないようご注意下さい。
※吟遊詩人の「〜」のついた台詞(自称・歌の部分など)はのんびり言う感じでも、実際に節をつけて
でたらめに歌っていただいちゃっても構いません。CV様にお任せいたします。
※014〜020、165〜172の台詞で全く同じものは、同じ音声ファイルを使用していただいても構いません。
※万一、番号の重複が有りましたら「001-1」「001-2」などで収録をお願いします;

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シナリオ本文
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【シーン01:オープニング】
(BGM〜タイトルコー…ル?)

(舞台の幕の開く前、舞台袖のような感じで)
カイン/001:「あー、こういうの初めてだから緊張するなぁ…」

リザベル/002:「ぐずぐずしてないでさっさと言いなさいよ!ったく、トロいんだから!あたしが言っちゃうわよ?」

カイン/003:「う、うるさいなっ!今言うの!言おうと思ったのッ!!」

カイン/004:「えー、こほん。ボイスドラマ…」(途中で切れる)

リザベル/005:「『Knight&Dragon(ないと・あんど・どらごん)』!はじまりはじまり〜!」(割り込む)

カイン/006:「うわー!俺が言おうとしたのにー!!!」(情けない風・泣きそうな感じで)

(BGM〜フェードアウト)
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【シーン02:出会いは爆発オチ】

カイン/007:「俺の名前はカイン。夢は…人に言うと笑われそうだけど、塔に閉じ込められた姫を悪いドラゴンから
助け出すような英雄になること。」

カイン/008:「でも、騎士見習いになって3年、未だに俺は見習いのままだ。こんなんじゃ、英雄になるのはいつの
ことやら…はぁ。」(ため息つく)


先輩/009:「おい、カイン。何、こっぱずかしい夢を語りつつ将来を悲観(ひかん)して
項垂れて(うなだれて)んだ。」

カイン/010:「うわ、先輩!いるならいるって言って下さいよ!!」

先輩/011:「いや、悪い悪い。邪魔しちゃいけないかと思ってな」

カイン/012:「邪魔せず聞かれた方が恥ずかしいですよこの場合」(きっぱり)

先輩/013:「まあ気にするな。あー、そうそう、今日の夜の倉庫の見張り、悪いけど代わってくれね?」

カイン/014:「なんでですか!先週も代わったばっかりですよ!!」

先輩/015:「実は大事な用があってな」(真面目に)

カイン/016:「またですか…なんですか、今度は」(呆れて)

先輩/017:「城のメイドさん達と合コンがあるんだ。」(きっぱり)

カイン/018:「先輩…」(軽蔑/呆れ/そしてがっくり)

先輩/019:「てことでよろしく!英雄への道も荷物の見張り番からだぞ。」(ぽむぽむ/カインの肩を叩き、去っていく)

カイン/020:「なんじゃそりゃ!先輩のアホー!ていうか俺も誘えぇー!!!」(叫び)

(間)

カイン/021:「はぁ…誰も見張りしないわけにもいかないもんな。仕方ないから俺が行くか…」
(足音/とぼとぼ)

(大きな扉の軋む音/カイン、倉庫につく)
カイン/022:俺の勤めるこの城には姫が住んでいる。誰も見たことはないらしいが、美人らしい。
…誰も見たことないのに美人、ってのはうさんくさいことこの上ないけど。

カイン/023:姫には時々、いろいろな場所から"献上品"(けんじょうひん)が届く。
どうやら姫がおふれを出して集めてるらしいけど…こんなにいろいろなもの沢山(たくさん)、何に使うんだろう?

(足音/カイン、倉庫内を点検しつつ歩き回る)
カイン/024:「えーっと。カエルの目玉3箱、ヤモリの黒焼き5箱、ねずみのしっぽ7箱…うんうん、異常なし。
…お、なんだこりゃ?でっかい箱だなぁ…」
(カイン、大きな真新しい木箱の前で足を止める)

(がたがたと木箱揺れる)
カイン/025:「お?」

(がたがたがた!と木箱揺れる)
カイン/026:「おお?」

(どっかーん!と木箱、木っ端微塵になる)
カイン/027:「おおお!?なんだなんだ!!?」

リザベル/028:「あー!やっと出られた!!ったく、あの村人達、騙したわね!
こんなおがくずだらけの木箱に詰められて!あたしゃ割れ物壊れ物か、ってのよ!!!
今度会ったらブレスで灰にしてやる!!!」(むきー!と怒りつつ)

カイン/029:「…誰。ていうか、何。君(きみ)は」(あまりのことにぽかんとしつつ)

リザベル/030:「ん?あたしはリザベル。竜人(りゅうじん)よ」

カイン/031:「竜人?…ってことはドラゴン!?」

リザベル/032:「そーよ。それが何?ていうかあんたこそ誰。」

カイン/033:「え、えーと、俺はカイン。騎士見習いで、ここの倉庫の見張りを…」
(台詞途中で遮られる)

リザベル/034:「あぁ、城の人なのね。ちょうどいいわ。帰るから出口まで案内してちょうだい。」

カイン/035:「えぇ!?いや、あの、姫への献上品を逃がしちゃ俺が怒られ…」
(台詞途中で先輩の声)

先輩/036:「カインー、何かあったのかー?大きな音したけどさー」(のん気に)

カイン/037:「うわぁ!やばい!勝手に荷物開けたとか怒られる!!」

リザベル/038:「ほらほら、早くしないと見つかるわよ!はい、さくさく案内する!」

カイン/039:「お、おう!こっちだ!」
(駆ける音複数/2人、逃げ出す)
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【3:Q.あれはなんですか? A.あれは吟遊詩人です】

(夜通し逃げた2人、街の外の森まで逃げる/鳥のさえずりなど)
カイン/040:「はぁ、はぁ…街の外まできちまった…」(息切れ)

リザベル/041:「ここまでくれば安心ね!やー、案内してくれて助かったわー」

カイン/042:「…って、なんで竜と一緒に逃げなきゃならないんだよ!
これじゃ俺、やましいことあるみたいじゃないか!」

リザベル/043:「勝手に荷物開けたじゃない」(きっぱり)

カイン/044:「違うの!荷物が勝手に荷物を開けたの!荷物イコールお前が!!」(リザベル指差しつつ)

リザベル/045:「あたし、荷物じゃないもん。竜だもん」(ぷー、と)

カイン/046:「あぁ、さようなら、騎士だった俺。そしてこんにちは、逃亡者の俺。
なんて言って戻ればいいんだよ…」(がっくり)

リザベル/047:「まあまあ、あんた、見た目とか出世できそうにない感じだし、いい機会だったんじゃない?」

カイン/048:「お前が言うなぁ!!!」


(騒いでいるとどこからか青年の声)
吟遊詩人/049:「うるさいなぁ…君達のせいで目が覚めちゃったじゃないか」

リザベル/050:「きゃっ!?」(驚く)

カイン/051:「うわ、だ、誰だ!?」

吟遊詩人/052:「僕は見ての通り、名も無き旅の吟遊詩人。
朝の平和なひとときを君達の不協和音で台無しにされた被害者だよ〜」
(じゃら〜んと入れば弦楽器の音)

リザベル/053:「なんか喋り方がうざいわね」

カイン/054:「馬鹿、思っても口に出すな。失礼だぞ」

吟遊詩人/055:「罵る(ののしる)言葉も丸聞こえなんだよ〜。
あぁ、君達の言葉はまるで棘(いばら)のようだ。僕は傷ついたよ〜」

カイン/056:「はぁ…すいません。」(呆れて)


吟遊詩人/057:「まあ歌は置いておいて。急いでいるようだけど、どうしたんだい?」

カイン/058:「歌だったの、今の!!?」

リザベル/059:「独特な人だなぁ…えーっとね、あたしは、山から下りて来たら村人に騙されて、
城に箱詰めされて送られちゃったから、故郷に帰りたいの」

カイン/060:「俺はかくかくしかじかでつい逃げてきちゃったけど戻りたいんだ。
もともと俺、なんも悪くないし!見張ってただけだし!」

カイン/061:「ていうかさ、なんでこんなの献上品(けんじょうひん)で送ったんだよ、その村は。
姫に嫌がらせじゃないだろーな?」

リザベル/062:「こんなのって何よ!!」(ばちこーん!と殴り音/カイン、殴られる)

カイン/063:「いってぇ!!」

リザベル/064:「あたしだって理由なんて知らないわよ。でも、村の人は姫のおふれでどうとかって言ってたわ」

吟遊詩人/065:「おふれ、ねぇ…竜は角や羽に留まらず(とどまらず)、血や肉も魔法薬の材料となると言うけれど。
…その姫とやらは城に住んでいるのかい?」

カイン/066:「うん、この先の城の塔に住んでるんだ。俺も見たことないけど」

吟遊詩人/067:「へぇ〜、塔と姫君(ひめぎみ)ねぇ。まるで御伽噺(おとぎばなし)だなぁ」


吟遊詩人/068:「…実は僕は、その姫に用事があるんだよ。良かったら案内してくれないかい?
名も知らぬ騎士くんとかわいい竜のお嬢さん。」

カイン/069:「あ、俺、カイン。こっちはリザベル。戻るつもりだったから別にいいけど…」


リザベル/070:「悪いけど、そんならあたしはここでお別れするわ。さっさとウチに帰りたいし。じゃあね」
(リザベル、あっさり言っててくてく歩き始める…が、いばらが行く手を阻む)

リザベル/071:「いた!いたたた!…何よコレ、通ろうとすると棘(いばら)が絡んでくるじゃないの!!」

カイン/072:「うわ、この先みっちり棘だらけじゃん。
そーいや、城の外にはこういう棘があちこちにあるって聞いたことあるけど…」

吟遊詩人/073:「あぁ、ここは呪いに満ちている。魔女の呪いはよーけ怖いけぇのぅ〜」
(方言/※訳:すごく怖いからね)

リザベル/074:「どこの人なのよ、あんた。ていうか呪いって何?」

吟遊詩人/075:「100年前、魔女が姫とこの国に呪いをかけたんだよ〜。姫には永遠の眠りを、国は呪いの棘(いばら)
に包まれる呪いをね〜」

カイン/076:「ん?でも、姫は別に寝てないし…魔女の話なんて聞いた事ないぞ?」

吟遊詩人/077:「ともかく、姫に会えばこの棘もなんとかできるはずなんだよ〜」

リザベル/078:「よーするに、その姫とやらに会わないと、結局あたしは帰れない、ってわけね?
よーし、会ってやろうじゃない」(面白そうに言って、ぼきぼき、と指を鳴らす)

カイン/079:「ちょっと待て!なんだその不敵な笑みは!」

リザベル/080:「ん?ふふん、ひ・み・つv」(楽しそうに/かわいく言うと歩き出す)

カイン/081:「姫に何する気なんだよ!!待てぇえー!!」(怯える/追いかける)

吟遊詩人/082:「最近の女の子は恐ろしいねぇ…」(ついていく)

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【4:みっしょん・城ぽっしぶる】

(城内/こそこそ壁に張り付いて移動する3人)

リザベル/083:「あっという間に忍び込めたわね!楽勝じゃない!えーっと、姫のいるっていう塔はあそこね!」

カイン/084:「…嗚呼(ああ)、ドラゴンに次から次へと倒される騎士の同僚を僕は助けられなかったわけで」
(一緒に壁に張り付いて/泣きながらがっくりと)

吟遊詩人/085:「死屍累々(ししるいるい)だねぇ」(通路に点々と倒れた騎士の皆さんを見やりつつ)

カイン/086:「僕にはなすすべなく状況を見守っているしかできないわけで…
うう、ドラゴンを城に連れてくるなんて、これじゃ悪人じゃないか、俺…」

リザベル/087:「まあ、あんたなんか騎士っていうより、その他大勢って感じっぽいし?」

吟遊詩人/088:「むしろ悪人になった方が目立てるかもしれないね〜」

カイン/089:「フォローになってねぇえ!!!」



(姫のいる塔へと登る/足音)
(がごん、と大きな扉の開く音)

リザベル/090:「たのもーぅ!!!」(元気よく扉を開け放って部屋に入る)

吟遊詩人/091:「おじゃましま〜す」(のん気に)


(姫、部屋の真ん中で怪しい色に光る大鍋を火にかけている/魔女っぽく)
(ごーっという炎の音/ぶくぶく泡立つ大鍋の音)


リザベル/092:「うわ、大鍋でありえない色の液体を煮込んでる…すんごく魔女っぽい」

姫/093:「あら…あなた達は…?」(不思議そうに)

カイン/094:「あ、ええと、俺達は…って、しまった!ついここまでついてきちまった!
いや、でも、こいつら目を離したら何するかわかんないし…」(あたふたして/後半悩んで)

リザベル/095:「あたしはあんたのせいで迷惑こうむった竜のリザベル。
んで、こっちが森で拾った謎の吟遊詩人。そこで頭抱えてるのがダメ騎士のカイン。」

カイン/096:「誰がダメ騎士だッ!!!」(ツッコミ)


姫/097:「あらあら…あなたが逃げ出した材料の竜(ドラゴン)ですね。でも、戻ってきて下さって助かりました。
さぁ、一思いにどぼんとこの鍋の中へ」(にこやかに優しい口調で)

リザベル/098:「誰がそんなわけわかんない色の鍋に入るか!!」

カイン/099:「あの…姫、これは…?」(困惑して)

吟遊詩人/100:「魔女の呪いのせい、ですか?…姫」

リザベル/101:「どういうこと??」


姫/102:「…あなたは、魔女の呪いについてを知っているようですね。いいでしょう、お話しましょう」

姫/103:「100年前、私とこの国に魔女が呪いをかけました。私と、そして国民たちが永遠に眠りにつく呪いを。
しかし、予言では遠い国の王子様が私を助け、全ての呪いが解けることになっていました。
…本当は、そうして全てが丸く収まるはずだったのです」

リザベル/104:「なんて他力本願な人生プランなのかしら」

カイン/105:「馬鹿、思っても言うな」

姫/106:「…聞こえていますよ。…こほん。しかし、魔女の呪いは失敗し、国と私は棘に包まれたものの
国民たちは目覚めたまま。私もすぐに目覚めたものの、王子様は現れず、他の誰も呪いのことなど
今や覚えていない…」

姫/107:「美しかった私も徐々に歳をとり…このままではあのしわくちゃ魔女と同じおばあさん。
だから私は"美しい"姫で有り続ける為に、国中から若さを保つ魔法薬の材料を集めていたのです」

リザベル/108:「今、自分で自分のこと美しいって言ったよこの人、2回も」

カイン/109:「だから言うなって」


姫/110:「あらゆる材料はもう試しました。あと試していないのは竜を煮込んだ魔法薬だけ…
さぁ、ドラゴンさん。私の為にこの鍋に飛び込んで」

リザベル/111:「ばっかじゃないの!?そんな自分勝手な理由であたしに鍋に飛び込めって?
そんな姫の所に王子が来るわけないじゃない!」(怒って)

カイン/112:「あの…お言葉ですが、姫。俺も、そういうのは間違ってると思います。
こいつ、ドラゴンだし乱暴だけど…言ってる事は間違ってないと思うし」


姫/113:「…そう…ですか。それでは仕方ありません」

吟遊詩人/114:「おおー、君達の説得で、改心してくれたのかもよ〜?」


姫/115:「実力で鍋に押し込むしかありませんね」

リザベル/116:「違ったみたい」

カイン/117:「なんでそーなる!?」
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【5:IH対応(鍋)】

(床のあちこちから毒々しい色の炎が噴き上がる/爆発音)
カイン/118:「うわ!あっつ!!火で逃げ道塞がれたぞ!!」

リザベル/119:「しょーがないわね…こうなったらあのわからずやの姫を倒すわよ!」

カイン/120:「ど、どうやってだよ?」

リザベル/121:「もちろん!戦うに決まってるでしょーが!あんた達も手伝ってよね!」

カイン/122:「えええ!?」

吟遊詩人/123:「戦うって言ったって、僕は見ての通り戦いはからっきしなんだよ〜。
歌って応援してあげるから頑張れ〜」(のん気に応援)

カイン/124:「…ダメだ、この人。ていうかお前、ドラゴンだろ!変身すれば助けなんていらないじゃないか!!」

リザベル/125:「う…私はまだドラゴンには変身できないの!しょうがないでしょ!!」

カイン/126:「な…肝心な時に役立たないぞ、お前!!」

リザベル/127:「うるっさいわね!じゃあアンタが1人でアレ止めなさいよ!!」


(ケンカしている2人にかぶって姫の声)

姫/128:「炎よ炎。邪魔をするあの人達を焦げ焦げ(こげこげ)にしちゃってくださいな。
あ、ドラゴンさんは鍋で煮るからあまり焦がさないように」
(炎よ〜は「鏡よ鏡」と語りかけるように)
(バーナーのような炎の音)

カイン/129:「うわ、こっち来た!!!」

リザベル/130:「でぇい!ドラゴンをなめるなー!アイスブレス!!」
(氷のような音/炎が消される)


姫/131:「…やりますね。それならこれではどうですか?炎よ炎…」
(呪文を唱える/さっきより大きい炎の音)

リザベル/132:「まだまだぁ!!アイスブレスー!!!」
(風と氷のような音/さっきより大きく)


カイン/133:「よ、妖怪大戦争だ…」(2人を見て怯えて)

吟遊詩人/134:「あぁ、戦う姫も美しいなぁ。
争いは止めたいけれど、でもあんな炎じゃ近づけないしなぁ〜」(のんびり)


カイン/135:「なぁ、姫の事とか呪いとか知ってるみたいだけど…お前、本当は何者なんだ?」

吟遊詩人/136:「僕?そうだねぇ、教えてあげてもいいかなぁ。
僕は英雄になりそこねた、ただの王子だよ〜。姫を助けに来たんだけれど、うっかり呪いの棘(いばら)に触って
しまって最近まで眠っちゃってたのさ〜」

カイン/137:「へぇ、王子…って、さっき姫が言ってた?」

吟遊詩人/138:「そうそう」

カイン/139:「そうかぁ…って、お前が今の状況の元凶(げんきょう)じゃんか!!!」

吟遊詩人/140:「元凶かぁ〜、困ったなぁ〜」(気にしてない風)


カイン/141:「…リザベル、リザベル。」(呼びかける)

リザベル/142:「何よ!今忙しいのっ!!」

カイン/143:「こいつ、姫の方に投げて。」(きっぱり)

吟遊詩人/144:「え?」

リザベル/145:「よくわかんないけど…投げればいいのね!とりゃっ!!!」
(ぶん!と吟遊詩人を姫の方にぶんなげる)


吟遊詩人/146:「うわぁ!?」

姫/147:「きゃあっ!?」
(2人、どかっ!とぶつかる)


吟遊詩人/148:「いたた…酷いよ〜、2人とも…。…すみません、大丈夫ですか?ミリオーネ姫」
(よろよろ立ち上がり、姫に手を差し伸べる)

姫/149:「あなたは…どうして私の名前を?」

吟遊詩人/150:「いやぁ、なんか…100年も待たせちゃったみたいですみません。
魔女の呪いからあなたを助ける為に参りました」

姫/151:「もしかしてあなたは…王子…様?」
(吟遊詩人の手を取り、立ち上がる)

吟遊詩人/152:「待たせすぎてしまいましたか?」

姫/153:「いいえ、ずっとお待ちしておりました。…助けに来てくれて、ありがとう」(嬉しそうに答える)


(2人、王子と姫をちょっと離れた所から見ている)
カイン/154:「なんつーか…一応、めでたしめでたし?」

リザベル/155:「そーみたい?…でも、いいなぁ、ああいうの」(後半、憧れを込めて)

カイン/156:「少女趣味だな」(きっぱり)

リザベル/157:「いーでしょ、別にっ!!あたしだってれっきとした少女なんだからっ!!!」
(どん!だん!だん!!とカインの足を踏む)

カイン/158:「いってぇ!!!」

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【6:めでたしめでたし…めでたし?】

カイン/159:「ということで、姫は王子に助けられ、この国にかかっていた呪いとやらも解けた。
リザベルは無事故郷に帰れることになり、吟遊詩人…じゃなくて王子は、姫と結婚するそうだ。
いいのかなぁ、そんなテキトウで。…まいいか。」

カイン/160:「で、俺はというと…」


(足音)
先輩/161:「お、いたな。カイン隊長殿(どの)」

カイン/162:「先輩…隊長はやめてくださいよ。ていうか肩書きだけでやってること変わってないし」

先輩/163:「まあまあ、出世を祝ってやろうと思ってさ。あとついでに頼みがあるんだ」

カイン/164:「頼み…ですか?」

先輩/165:「今日の倉庫の見張り、悪いけど代わってくれね?」

カイン/166:「なんでですか!先週も代わったばっかりですよ!!」

先輩/167:「実は大事な用があってな」(真面目に)

カイン/168:「またですか…なんですか、今度は」(呆れて)

先輩/169:「教会のシスターさん達との合コンがあるんだ。」(きっぱり)

カイン/170:「先輩…」(軽蔑/呆れ/そしてがっくり)

先輩/171:「てことでよろしく!部下の信頼は荷物の見張り番からだぞ。」(ぽむぽむ/カインの肩を叩き、去っていく)


カイン/172:「なんじゃそりゃ!先輩のアホー!ていうか俺も誘えぇー!!!」(叫び)


(間)


カイン/173:「…結局、ほとんど何にも変わってないじゃないか」(がっくりしつつ倉庫へとぼとぼ向かう)


(カイン、倉庫の荷物を点検中)
カイン/174:「えー、姫へのお祝いの品、56箱。王子へのお祝いの品、48箱。えーと、あとは…」


(リザベル、ひょこっと現れる)
リザベル/175:「相変わらずしょぼくれた顔してるわねー、カイン」

カイン/176:「うわ、リザベル!?まだいたのか!!…ぐはっ!」(途中でリザベルに殴られる)

リザベル/177:「まだいたのか、はないでしょ!!」

リザベル/178:「まさかあんた、か弱い女の子を遠い異国の地で一人でほっとくワケ?
どうせ暇なんでしょ。あたしの故郷まで送ってってちょうだいよ」

カイン/179:「はぁ?俺はこう見えても忙しいんだ。大体、長期休暇は許可をもらわないと…」

リザベル/180:「じゃじゃーん。カインの長期休暇届け。姫と王子の許可サイン入り〜」(じゃじゃーん、で紙の音)

カイン/181:「お前、勝手に…!」

リザベル/182:「行かないの?それなら別にいいんだけど〜」

カイン/183:「…まあ、いいか。それも面白そうだしな」

リザベル/184:「じゃあ決まり!さ、今すぐ出発よ!」

カイン/185:「お前なぁ、旅支度くらいさせろよな…」

リザベル/186:「気にしない、気にしない!」
(2人の会話、フェードアウト)
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【7:キャストコール】

(舞台袖のような場所でがやがやと)
リザベル/187:「え、キャストコール?なーに、それ?」

姫/188:「さぁ…一体何なのでしょう?」(のんびりにこにこと)

吟遊詩人/189:「新しい歌か何かかな〜?」

カイン/190:「えーと、最後に挨拶して、俺達の名前を言うんだって」

リザベル/191:「えー、めんどくさー」

先輩/192:「別にやらなくてもいいんじゃね?」

カイン/193:「いーから!もうちょっとだから!頼むからちゃんとしてくれ!先輩も!」

先輩/194:「はいはい」(懲りてない感じで)

リザベル/195:「はーい」(しょうがないな、的に)


(BGM)
吟遊詩人/196:吟遊詩人、(キャスト名)

姫/197:姫、(キャスト名)

先輩/198:先輩、(キャスト名)

リザベル/199:リザベル、(キャスト名)

カイン/200:カイン、(キャスト名)


カイン/201:「ボイスドラマ…」(やっぱり途中で遮られる)

リザベル/202:「『Knight&Dragon(ないと・あんど・どらごん)』
編集・脚本 さのや
製作・提供は「DreamJack(ドリーム・ジャック)」でお送りしましたっ!」
(元気よく遮る)

カイン/203:「だから、俺が言おうとしたのにってー!!!」

(終)
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