「黄昏天使」シナリオ

09/10/27 シーン番号・台詞番号修正、一部台詞追加
09/10/26 とりあえず完成

※遺産=レリックと読んでください。
※台詞はアレンジしていただいて構いません。アドリブできそうな所は増やしてもらっても大丈夫です。
(長すぎる場合は編集の際に切らせていただくこともあるかもですので、ご注意下さい;)


ファイルサイズ: 21382 バイト(20.88 kb)(=改行を含む半角文字数、元のテキスト)
総セリフ数: 215
キャラクター数: 5 人

◆シーン01

◆シーン02

◆シーン03

◆シーン04

◆シーン05

◆シーン06

◆シーン07

◆シーン08

◆シーン09

◆シーン10


キャラ毎のセリフリスト

ハロルド アメリア フェリア フラン マルス



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※シーン01 に登場する人物
ハロルド  

○シーン01

【BGM>モノローグ】

ハロルドM「"大災害"によって人類のほとんどが死滅し、文明が失われた時代。
 辛く苦しい時代を生き抜いた人々も、遺産(レリック)と呼ばれるロストテクノロジーを独占する"天帝"と
 僅かな数の"貴族"に支配され、苦しめられていた」(W01-001)

ハロルドM「帝国の都市ユグドラシル。大樹(たいじゅ)に守られたこの都市で、少年と少女が出会う所から物語は始まる」(W01-002)

【BGMフェードアウト】


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※シーン02 に登場する人物
ハロルド   アメリア  

○シーン02

【街の入り口にて/ハロルド、ユグドラシルを見上げている】

ハロルド「うわー……ここがユグドラシルか。大きな木だなぁ」(W02-001)

ハロルド「よし、まずは宿探しっと。ついでに仕事も何かないかこの辺で聞いてみよっと」(W02-002)

【SE:足音>落下音>べしっ!と痛そうな音】

ハロルド「うわっ!!?」(W02-003)

【ハロルド、空から降ってきた少女に踏まれる】

アメリア「きゃあっ!!……ったく、あんた、なんでこんなとこにいんのよ!危ないわね!」(W02-004)

ハロルド「い、いたたた……」(W02-005)

【アメリア、すたっと立ち上がる】

アメリア「じゃ、私は急いでるから。あんたもこれから気をつけなさいよね!」(W02-006) (びしっ!と言い放って去ろうとする)

ハロルド「ちょ、ちょっと待って!!人にぶつかって来たのはそっちだろ!ていうかキミ、今どこから来たんだよ!?」(W02-007)

アメリア「ユグドラシルの上からよ。それが何?」(W02-008) (きっぱり)

ハロルド「えぇ!?この木から?人が落ちてこれる高さじゃないだろ、コレ!」(W02-009)

アメリア「事実そうなんだからしょーがないじゃない。ていうか説明しなきゃいけないの?面倒ねぇ」(W02-010) (呆れた感じで)

ハロルド「いや、確かに疑問点が多すぎるけど……ていうかなんでそんなに上から目線なんだよ……」(W02-011) (がっくり脱力しつつ/呆れた感じで)

【足音複数が聞こえてくる】

アメリア「やばっ!気付かれたのかも!ちょっとあんた、あたしと一緒にこっち来なさい!」(W02-012)

【アメリア、ハロルドの手を引いてその場から逃げ出す】

ハロルド「え、えぇ!?なんだよ!何なんだよ、もう!!」(W02-013)

【ハロルド、アメリアに引っ張られて走り出す】


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※シーン03 に登場する人物
アメリア   ハロルド  

○シーン03

【路地/走ってきたアメリアとハロルド、一息つく】

アメリア「はぁ、はぁ……ここまで来れば、一安心ね」(W03-001) (息を切らせつつ)

アメリア「あたし、アメリア。アミィって呼んでちょうだい。あんた、名前は?」(W03-002)

【アメリア、右手を差し出す>ハロルド、握手を返しつつ】

ハロルド「え?……あぁ、ハロルドっていうんだ。よろしく、アミィ。
 ていうか、なんで僕まで一緒に逃げなきゃいけないんだよ!僕はなにも悪いことしてないぞ!」(W03-003)
 (和やかに握手>と、状況に気付いて怒る)

アメリア「あたしだって悪いことなんてしてないわよ。帝国の研究施設に捕まってたの。
 これが使えるって理由でね」(W03-004)

【アメリア、鍵の形のアクセサリーをハロルドに見せる】

ハロルド「帝国の……」(W03-005) (何かを考え込むようにぽつりと呟く)

ハロルド「それって、もしかして、遺産(レリック)?」(W03-006)

アメリア「あぁ、遺産(レリック)を知ってるのね。それなら話が早いわ。
 これって特別なレリックなんだって。あたしもよく知らないけど」(W03-007)

アメリア「あんたも遺産(レリック)使いか何か?」(W03-008)

ハロルド「うーん……似たようなもの、かな」(W03-009) (ちょっと言葉を濁して答える)

アメリア「じゃあさ、この街のセフィロト支部に連れて行ってくれない?
 あたしを逃がしてくれた遺産(レリック)使いとはぐれちゃったのよ。
 あたし、研究施設以外の場所はあまり歩いたことないし……」(W03-010)

ハロルド「だから僕を引っ張って来たのか」(W03-011) (ちょっと呆れた感じで)

ハロルド「帝国が捕らえていた遺産(レリック)使いか……
 この子と一緒に居れば、父さんを殺した貴族や天帝に近づくことができるかもしれない」(W03-012) (独り言のようにつぶやく)

アメリア「何か言った?」(W03-013) (不思議そうに聞く)

ハロルド「ううん、何でもない。
 そういう事情ならセフィロト支部ってとこに行くまで付き合うよ。
 僕もこの街には来たばっかりだから、よく知らないんだけど」(W03-014) (ううん〜は、ごまかすように明るく)

ハロルド「……そういえば、その、セフィロト支部って何?」(W03-015) (知らないことに気付き、気まずそうに聞く)

アメリア「何だ、知らないの?セフィロト支部は、遺産(レリック)の悪用とかを
 防ぐ為に活動してる組織なんだって。要するに正義の味方だ!って、
 あたしを助けてくれた人が言ってたわ」(W03-016)

ハロルド「正義の味方か……遺産(レリック)の悪用を防ぐって、帝国とは仲が悪そうだね。
 このユグドラシルだって帝国の都市の一つだし、簡単に見つからないんじゃない?」(W03-017)

【2人、歩きながら話している>前方に大々的に看板を掲げているセフィロト支部を発見する】

アメリア「あ、有った。しかも看板出てる。"おいでませ!セフィロト・ユグドラシル支部へ"だって」(W03-018)

ハロルド「見つかるの早ッ!しかもわかりやすっ!!」(W03-019)



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※シーン04 に登場する人物
フェリア   フラン   ハロルド   アメリア  

○シーン04

【セフィロト支部内の一室】

【どかん!と銃の音】

フェリア「あらあら、ごめんなさい。つい手が滑って銃をぶっ放しちゃった」(W04-001)

フラン「ふぇ、フェリア支部長ー!!?銃をこっちに向けないでくださいー!」(W04-002) (ガタガタ怯える)

フラン「も、申し訳有りません!私が至らないばかりに……!」(W04-003)

【フェリア、銃をおろす】

フェリア「仕方がないでしょう。しかし、件(くだん)の遺産(レリック)使いの少女が
 ユグドラシルから落ちてしまったとは……困りましたね。というか、フランソワ。
 助けに行ったあなたが保護対象を突き落としてどうするのです」(W04-004)

フラン「まさかあんな場所にバナナの皮が落ちているとは!!」(W04-005) (真面目に悔しがる)

フェリア「むしろそれに滑って転んで木の上から人を突き落とす人がいるとは……はぁ」(W04-006) (心底呆れた感じで)

フラン「私の"風乱舞扇"で落下の衝撃は抑えたはずですが……ユグドラシルの下に死体は発見できませんでした!」(W04-007)

フェリア「死体とか言わないように」(W04-008)

フラン「は!と、ともかく、多分少女は無事なのではないかと!無事だといいな!」(W04-009) (希望形)

【ハロルドとアメリア、部屋の入り口前に立っている】

ハロルド「これがセフィロト……な、なんか想像してたのとだいぶ違うなぁ」(W04-010)

アメリア「あたしが落ちた時、誰かに押されたと思ったけど、この人だったんだ……」(W04-011) (不信感たっぷりに)

【フラン、二人に気付いて振り向く】

フラン「はっ!落ちたはずのアミィ!?ば、化けて出たあぁ!!!」(W04-012)

アメリア「化けて出てない!むしろ死んでない!!」(W04-013)

フェリア「ご無事でしたか、アメリアさん。この度は本ッ当にうちの者が申し訳ないことを……」(W04-014)

フラン「まあ無事だったから良かったじゃないですか、フェリア支部長」(W04-015) (明るく)

フェリア「フランソワは減給(げんきゅう)です。それと、あとで始末書の提出をお願いしますね」(W04-016) (にっこり優しく)

フラン「支部長、笑顔で怒っていらっしゃるなぁ……はは、了解です」(W04-017) (力なく笑う)

アメリア「はぁ……とりあえず、研究施設から逃がしてくれたのは助かったわ」(W04-018) (ちょっと呆れて)

フェリア「ところで、こちらの方は?」(W04-019) (ハロルドに)

ハロルド「あ、ハロルドと言います」(W04-020)

アメリア「ハロルドも遺産(レリック)使いなんだって。ここを探すのを手伝ってくれたの」(W04-021)

フェリア「そうですか。……ハロルドさんと少しお話ししたいことが有ります。
 フランソワ、アメリアさんを別室へ。お疲れでしょうからお茶をご用意して差し上げて」(W04-022)

フラン「はい、支部長。アミィ、こっちだ」(W04-023)

アメリア「はーい。ハロルド、またあとでね!」(W04-024)

【2人、部屋から去る】

フェリア「ハロルドさん、アメリアさんを助けてくださってありがとうございました。
 あとで別の者が謝礼を差し上げます。その後、お引取りください」(W04-025)

ハロルド「え……謝礼とか、僕はそんなつもりじゃ……
 あの、僕にも何か手伝えることはありませんか?」(W04-026)

フェリア「ハロルドさん、彼女はこの街を……いえ、世界を左右するかもしれない力を持っているのです。
 お申し出はありがたいのですが、あなたのような一般の方を巻き込むわけにはいきません」(W04-027)

ハロルド「でも、僕は……僕だって、遺産(レリック)使いです!」(W04-028)

フェリア「それなら、私達にあなたの遺産(レリック)を見せてください」(W04-029)

ハロルド「そ、それは……」(W04-030) (ハロルド、黙り込む)

フェリア「……ハロルドさん、申し訳ないのですが、私達にはあまり時間が有りません。
 追っ手に彼女が見つかる前に、彼女を帝国の外に逃がさなければ。
 帝国には強力な遺産の使い手もいると聞きます。
 厳しいかもしれませんが、ある程度の力を持たない方にはご協力いただくわけにはいきません」(W04-031)

ハロルド「……僕は、父さんの仇を討ちたいんです。
 アメリアやセフィロトの人達と一緒にいればきっと、貴族や帝国にもっと近づいて戦える。だから……」(W04-032)

フェリア「父さん?あなた、もしかして帝国が探しているラザラス博士の……?」(W04-033) (何かを言いかける)


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※シーン05 に登場する人物
アメリア   フラン   マルス   ハロルド  

○シーン05

【爆発音/アメリア達のいる部屋にて】

アメリア「きゃああっ!!」(W05-001)

フラン「アミィ!くっ、追っ手にここを勘付かれたか!」(W05-002)

アメリア「あんな堂々と看板出してるからよ!」(W05-003)

フラン「不思議なもので、ああいう風に逆に堂々としていた方が"まさかこんな場所にいるわけないよな"と
 ほっとかれたりするもんなんだ」(W05-004) (真面目に)

アメリア「へぇ、そうなの。って、のん気に話してる場合じゃないし!!」(W05-005)


マルス「アミィ、みーつけた!迎えに来たよ!」(W05-006) (楽しそうな感じで)

アメリア「マルス……なんで……なんであんたがここにいるの?」(W05-007)

フラン「知り合いか?」(W05-008)

アメリア「あたしの弟……研究施設で決められたことだけどね。気をつけて、見た目は子どもだけどあの子も遺産使いよ」(W05-009)

【足音/マルス、アメリア達にゆっくり近づく/アメリア達、後ずさる】

マルス「ダメだよ、アミィ。施設を逃げ出したりなんかしちゃ。みんな心配してるよ?」(W05-010)

アメリア「あたしはもう研究施設には戻らない。あんなとこ、二度とごめんよ!」(W05-011)

マルス「なんで?僕たちの力を認めてくれるんだよ?力を使える場所を与えてくれるんだよ?それのどこが気に入らないの?」(W05-012) (心底不思議そうに)

アメリア「あたしは……こんな力なんていらない。あたしを利用して力を自分たちの為に使おうとする帝国の人達も嫌い。
 だから戻りたくないの!」(W05-013)

【足音/別室からハロルドが駆けつける】

ハロルド「アミィ、フランソワさん、大丈夫か!?」(W05-014)

アメリア「ハロルド!」(W05-015) (ハロルドの姿を見て嬉しそうに)

フラン「さっきの少年か。私のことはフランでいい。支部長は?」(W05-016)

ハロルド「この建物にいる他の人を避難させるって。……あの子は?」(W05-017) (マルスを指す)

フラン「帝国の研究施設からの追っ手だ。ここが見つかったらしい」(W05-018)

ハロルド「あんな堂々と看板出してるからだよ!」(W05-019)

フラン「不思議なもので、ああいう風に逆に堂々としていた方が……」(W05-020) (同じ説明を真面目にしようと/同じボイスでもOK)

アメリア「あんた達、それどころじゃ……きゃああっ!?」(W05-021)

【アメリア、マルスに捕まる】

ハロルド「アミィ!」(W05-022)

フラン「しまった!説明に気を取られている隙に!」(W05-023)

マルス「ねぇねぇ、僕のこと無視しないでよ!僕、無視されるのって大嫌いなんだ!」(W05-024)

アメリア「離してよ、マルス!!」(W05-025)

マルス「だめだよ、だってアミィを逃がしたら怒られちゃうもん」(W05-026)

フラン「逃がすか!風乱舞扇!!」(W05-027)

【フラン、風乱舞扇で風を起こす/マルス達の周りだけ風が吹いていないことに気付く】

フラン「何……!?」(W05-028)

ハロルド「アミィ達の周りだけ、風がない……?」(W05-029)

マルス「ふふっ。風が吹いているのは今だけでしょ?僕の"時計ウサギの時計"は時間を操ることができるんだ」(W05-030)

フラン「くっ、あいつの遺産(レリック)か!!」(W05-031)

【フラン、別の武器(ナイフ)を放つ/が、外れる】

マルス「じゃあね。アミィを連れてったら実験が始まるんだ。死にたくなければ、この街から逃げたほうがいいよ」(W05-032)

アメリア「ハロルド、フラン!!」(W05-033)

【アメリア、連れ去られる】



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※シーン06 に登場する人物
フェリア   フラン   ハロルド   マルス  

○シーン06

【フェリアと合流したハロルド・フラン/状況を報告している】

フェリア「そうですか、アメリアさんは帝国の追っ手に……」(W06-001)

フラン「申し訳ありません。私がついていながら……。今からユグドラシルに向かい、アミィを連れ戻します」(W06-002)

ハロルド「アミィはあの大きな樹に連れて行かれたんだろ?僕も一緒に助けに行く!」(W06-003)

フラン「ハロルド、ユグドラシルは帝国軍の研究施設だぞ。武器も遺産(レリック)も持たない子どもを
 連れていけるわけがないだろう」(W06-004)

ハロルド「子どもじゃない!だってアミィをほっとけないよ!」(W06-005)

フェリア「フラン。ハロルドさんを連れて行って差し上げなさい」(W06-006)

フラン「え、フェリア支部長!?いいんですか!?」(W06-007) (びっくりした感じで)

ハロルド「やった!ありがとう、フェリアさん!」(W06-008)

フェリア「ハロルドさんがラザラス博士の子だというなら、もしかしたら……」(W06-009) (独り言のようにぽつりと)


【ユグドラシル/巨大な樹に見えるが、所々に金属が見える研究施設/施設の入り口の一つから侵入するハロルドとフラン】

【足音/2人、施設内を歩いている】

ハロルド「へぇ、遠くから見たら大きな樹に見えたけど、中は研究施設なんだ」(W06-010) (感心しつつ)

フラン「遠足じゃないんだぞ、あんまりきょろきょろするな。
 ユグドラシルは元々は大災害以前の文明の建造物だったらしいな。
 この建物自体が大きな遺産(レリック)らしい」(W06-011)

ハロルド「遺産(レリック)か……そういえば、帝国が実験しようとしているって言ってたけど、
 アメリアに何かの遺産(レリック)を使わせようとしてるのかな?」(W06-012)

フラン「恐らくは。マルスとか言う子どもの話によれば、多分ロクなものではないだろうがな」(W06-013)

【突然、マルスの声が響く】

マルス「そんなことないよ!実験で起動しようとしている遺産(レリック)はとっても面白いものなんだよ?」(W06-014)

フラン「やけに警備が手薄だと思ったが……罠か!」(W06-015)

【フラン、風乱舞扇を構える】

ハロルド「お前は……アミィを返せ!」(W06-016)

マルス「そうだなぁ、僕を倒せたらいいよ。キミたちには倒せないと思うけどね。ふふっ」(W06-017) (楽しそうに笑う)

フラン「厄介な遺産(レリック)を持っているようだが……私達で倒すしかないな!風乱舞扇!!」(W06-018)

【風の音/フランの起こした風がマルスを攻撃する】

マルス「だから、効かないって言ってるのに。"時間"には誰も勝てないんだよ?」(W06-019)

【時計の螺子を巻く音】

マルス「さっきの君の風を返すね!」(W06-020)

【風の音/フランにさっきと同じ風が向かう】

フラン「うわぁっ!!?」(W06-021)

【フラン、倒れる】

ハロルド「フラン!あいつ、時間を巻き戻したのか……」(W06-022) (何か考え込む)

ハロルド「フラン、ちょっとこの扇借りるよ!」(W06-023)

【ハロルド、風乱舞扇を拾い上げる】

フラン「う……いたたた……
 ハロルド、どうする気だ?持ち主でなければ風乱舞扇は使えないぞ?」(W06-024)

ハロルド「僕に任せて。考えがあるんだ」(W06-025)

【足音/ハロルド、風乱舞扇でマルスに斬りかかる】

ハロルド「たあっ!!」(W06-026)

マルス「ははっ!使えない遺産(レリック)でどうする気?
 それに、僕に近づいて来るなんて馬鹿だね!
 人間の時間を急激に進めたらどうなると思う?」(W06-027)

ハロルド「そんなの、知らないよ!」(W06-028)

【ハロルド、もう一度扇を振りかぶる】

マルス「死んじゃうんだよ、時間を使い果たしてね!
 今見せてあげるよ!」(W06-029)

【マルス、ハロルドの腕を掴み、遺産を発動させる/時計の音、電流のような音】

マルス「……?嘘だ、僕の時計が効かない!?」(W06-030)

ハロルド「残念だったね!!」(W06-031)

【ハロルド、扇を振るう/打撃音/マルス、ハロルドに倒される】


ハロルド「フラン、この扇ありがとう。返すよ」(W06-032)

フラン「どういうことだ……?あいつの遺産(レリック)はお前を捕らえていたようだったが……」(W06-033) (首をかしげる)

ハロルド「……」(W06-034)

【2人が話している間にマルス、立ち上がる】

マルス「嘘だ、嘘だ!僕の時計が効かないことなんてなかったのに!
 こんなのズルだ!やり直しだ!!」(W06-035)

【だだっこのように言い放ち、持っている時計の螺子を巻こうとする】

【がし。マルスの頭をフランが鷲掴みにする】

フラン「おっと。それはちょっと待ってもらおうか。
 代わりに、アミィのいる場所に案内してもらおう」(W06-036)

マルス「何だよ、離せよ!おばさん!!」(W06-037)

フラン「お、おばさ……私はまだ18歳だッ!!」(W06-038)

【打撃音数回/フラン、マルスにげんこつ数発】

マルス「わーん!!おばさんがぶったー!!!」(W06-039) (泣いた)

ハロルド「フラン、急がないといけないんだろ!気にしてる場合じゃないって!!」(W06-040) (慌てたように止める)



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※シーン07 に登場する人物
ハロルド   マルス   フラン  

○シーン07

【足音/研究施設内の階段を駆けるハロルド達】

【地鳴りのような音/建物が揺れる】

ハロルド「何の音だろう?まさか、アミィが……」(W07-001)

マルス「ふん、もう遅いよ!実験は始まってるんだ。研究員もこの街に住んでる貴族もとっくに退避した後さ」(W07-002)
(ロープで縛られてフランに担がれている)

フラン「答えろ。帝国は何をしようとしてるんだ?
 アミィに使わせようとしている遺産(レリック)は一体何なんだ?」(W07-003)

マルス「まいっか、このままじゃどうせ君たちも僕も助からないだろうしね。教えてあげるよ。
 ユグドラシルに住む大蛇(だいじゃ)。ニーズヘッグの起動実験だよ」(W07-004)

ハロルド「ニーズヘッグ?」(W07-005)

マルス「ユグドラシルと呼ばれるこの樹の中には古代の大型戦闘機械・ニーズヘッグが埋まっているんだ。
 それを使えるのはアミィで、今からそのニーズヘッグを地上に出そうってわけ」(W07-006)

フラン「待て、そしたら街やユグドラシルはどうなる?
 ニーズヘッグとやらが動き出したらただじゃ済まないぞ」(W07-007)

マルス「元からそのつもりなんじゃない?
 この街にはセフィロトっていう何かと邪魔な組織も有るしね」(W07-008) (楽しそうに言う)

フラン「フェリア支部長が言っていたアミィの力というのはこのことか……!」(W07-009)

ハロルド「急ごう、フラン!」(W07-010)

【足音/ハロルド達、先へ進む】



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※シーン08 に登場する人物
アメリア   ハロルド   マルス   フラン  

○シーン08

【研究施設の一室/ガラス張りのコクピットのような所に拘束されたアメリア】

【アメリア、コンソールのようなものを操作しようとしている/が、反応がない】

アメリア「どうして、どうしてあたしの遺産(レリック)なのに言うことを聞いてくれないの!」(W08-001) (泣きそうな感じで)

【足音/ハロルド達、やって来る】

ハロルド「アミィ、大丈夫!?」(W08-002)

アメリア「ハロルド、フラン!?それにマルスも?」(W08-003) (驚いて)

マルス「とっとと逃げたいんだけど、このおばさんが離してくれないんだよ」(W08-004) (憮然として)

フラン「だから、私はおばさんじゃない!」(W08-005) (怒って)

アメリア「皆、逃げて!遺産(レリック)が言うことを聞かないの!このままじゃ、街も皆も……」(W08-006)


フラン「プログラムにプロテクトがかけられているのか……
 おい、マルス、お前は帝国側の人間だろう。解除できないのか?」(W08-007)

マルス「僕はただの戦闘要員だもん、そんなの無理だよ!」(W08-008)

ハロルド「なんだっけ、時計ウサギの時計!あれで起動前に戻せないかな?」(W08-009)

マルス「なんで僕が君らの為に遺産を使わなきゃいけないんだよ!」(W08-010)

フラン「ニーズヘッグの遺産(レリック)使い以外が無事な保障はない!
 このままだとお前も危ないんだぞ!死にたくないなら協力しろ!」(W08-011)

マルス「あー、もう!わかったよ!!だけど、ニーズヘッグの動力部は地中深くに埋まってるんだ。
 僕の遺産(レリック)じゃ、螺子(ねじ)をいっぱいに巻いてもそこまで力が届かないよ。
 何かエネルギーを供給できるものがあれば別だけど……」(W08-012)

ハロルド「エネルギー……」(W08-013) (考え込むように黙り込む)

【金属音/ハロルド、胸のエネルギーコアを見せる】

ハロルド「僕のエネルギーコアを使えないかな」(W08-014)

アメリア「ハロルド……?」(W08-015)

フラン「お前……まさか、遺産(レリック)なのか?」(W08-016) (驚いて)

ハロルド「黙ってて、ごめん。みんなを驚かせたくなかったんだ」(W08-017)

マルス「遺産(レリック)か……だから僕の遺産が通じなかったんだな。
 やっぱり、ズルだ」(W08-018) (つまらなそうに)

ハロルド「悪かったよ。隠しておけば油断するかなって思ったんだ」(W08-019)

マルス「その通りだったけどね」(W08-020)

ハロルド「僕のエネルギーコアでマルスの遺産を動かせる?」(W08-021)

マルス「遺産同士だからね、できるんじゃないかな」(W08-022)

フラン「よし、私はニーズヘッグが止まり次第、アミィを助ける。
 そっちは頼むぞ」(W08-023)

マルス「じゃあ行くよ!時計ウサギの時計、発動!」(W08-024)

【時計の螺子を巻く音/時計の音>地鳴りが収まっていく】

【ばちばちっ!と電撃音/ハロルド、ショートする】

マルス「ダメだ!やっぱり僕の遺産で止めるなんて負荷が大きすぎるよ!」(W08-025)

【アメリア、コクピット内から叫ぶ】

アメリア「ハロルド!無茶しないで!」(W08-026)

ハロルド「……大丈夫だよ、アミィ」(W08-027)

ハロルド「ニーズヘッグ、君はもう一度眠るんだ。
 僕たちの必要とされる時代は終わったんだよ」(W08-028)

【一際大きい電撃音/大きな音がして地鳴りが収まる/ハロルド、倒れる】

フラン「ハロルド!
 ……よし、プロテクトも解けた!アミィを外に出せるぞ!」(W08-029)
(倒れたハロルドに呼びかけるが、アミィ救出を優先する)

【フラン、外側のコンソールを操作する】

【かしゃん、と軽い金属音/アメリアの拘束が解け、コクピットが開く
 >アメリア、動かないハロルドに駆け寄り、助け起こす】

アメリア「ハロルド……ありがとう。
 あなたのお陰であたし、ニーズヘッグを起動させずに済んだ」(W08-030) (涙ぐむ)

アメリア「だから、死なないで……」(W08-031)

【アメリア、ぎゅっとハロルドの手を握る】

ハロルド「……アミィって、そういう素直なことも言えたんだ」(W08-032)
(弱々しい声/でもちょっと笑いつつ)

アメリア「な……!生きてるなら生きてるって言いなさいよ!!」(W08-033)

【アメリア、真っ赤な顔をしてハロルドを突き飛ばす】

ハロルド「痛っ!!酷いな、こっちはほとんどのエネルギーを使っちゃってフラフラなのに!」(W08-034) (怒る)

アメリア「心配して損したわ!」(W08-035)

フラン「ははっ、仲がいいな、二人とも。……ん?マルスは?」(W08-036) (ふと気付く)

【ハロルド、部屋外に逃げたマルスに気付く】

ハロルド「あ、あんなとこに!」(W08-037)

マルス「ふん、いつまでも捕まってるわけないだろ!
 全く、おかげで実験は失敗するし、僕の遺産は壊れちゃうし、
 帝国のお偉いさんに殺されちゃうよ。
 この借りは必ず返すからね!」(W08-038)

【マルス、駆け去る】

フラン「あ、こら!待て!!……っち、逃げられたか」(W08-039)

【フラン、追おうとするが逃げられる】

【その間も言い合っているハロルドとアメリア】

ハロルド「なんだよ、助けようとして必死だったのにさぁ!」(W08-040)

アメリア「助けてくれなんて頼んでませんー。むしろあたし1人でなんとかできたわよ!」(W08-041)

ハロルド「素直じゃないなー、ったく!!」(W08-042)


フラン「さて、あの二人を連れてフェリア支部長の所に報告に戻るとするか」(W08-043) (2人を見て微笑む)



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※シーン09 に登場する人物
フラン   アメリア   ハロルド  

○シーン09

【ちゅんちゅんと小鳥の音/爽やかな朝/ユグドラシルのとある宿にて/フランが洗濯物を片付けている】

フラン「なっ!なんなんだこの溜め込んだ洗濯物は!!
 私はな、だらしないことが大嫌いなんだ!たとえ洗濯物でも、きっちりしていないと気がすまないんだー!」(W09-001)

アメリア「汚い部屋ねぇ、もー、ちゃんと片付けなさいよ」(W09-002)

ハロルド「いいだろ、洗濯物くらい!ていうか何でフランとアミィが、僕の泊まってる宿に来るんだよ!」(W09-003)

フラン「ふっ、私はな、フェリア支部長からアミィとハロルドの保護を命じられたんだ」(W09-004) (誇らしげに)

アメリア「そーゆーこと」(W09-005) (同意するように)

ハロルド「は?僕、父さんの仇を討ちに帝国に行きたいんだけど……」(W09-006) (呆れたように)

アメリア「なら、保護者としてあたしも行かなきゃね」(W09-007) (うんうん、と)

ハロルド「ちょっと待って!保護者って何!」(W09-008)

アメリア「あんた、遺産(レリック)なんでしょ?あたしのニーズヘッグは動かすわけにはいかないし、
 マスターがいないならあたしがマスターになってあげるわよ」(W09-009) (えっへん、と)

フラン「アミィが保護者になるなら、保護者の保護者として私もついて行かないといけないな」(W09-010) (うんうん、と)

ハロルド「ちょっと待って、フランまで勝手に決めるな!」(W09-011)

アメリア「さ、そうと決まったらこの洗濯物を片付けて出発よ!」(W09-012)

ハロルド「わー!ちょっと!勝手に人の部屋片付けるな!!」(W09-013) (慌てる)

フラン「腕が鳴るな!……ん、なんだこりゃ」(W09-014) (何か見つけた)

ハロルド「わー!わー!!フラン!それ返せー!!」(W09-015)

(フェードアウト)



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※シーン10 に登場する人物
ハロルド   アメリア   フラン   マルス   フェリア  

○シーン10

【以下キャストコール】

ハロルド「ハロルド、白浜ろく」(W10-001)

アメリア「アメリア、如月梢」(W10-002)

フラン「フランソワ、月影みちる」(W10-003)

マルス「マルス、(キャスト名)」(W10-004)

フェリア「フェリア、絆雛都」(W10-005)

ハロルド「編集・脚本、さのや」(W10-006)

アメリア「制作・提供は音響兵団(おんきょうへいだん)でお送りしました」(W10-007)


(終わり)





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ハロルドのセリフ一覧 (セリフ数: 71 )

ハロルド「うわー……ここがユグドラシルか。大きな木だなぁ」(W02-001)
ハロルド「よし、まずは宿探しっと。ついでに仕事も何かないかこの辺で聞いてみよっと」(W02-002)
ハロルド「うわっ!!?」(W02-003)
ハロルド「い、いたたた……」(W02-005)
ハロルド「ちょ、ちょっと待って!!人にぶつかって来たのはそっちだろ!ていうかキミ、今どこから来たんだよ!?」(W02-007)
ハロルド「えぇ!?この木から?人が落ちてこれる高さじゃないだろ、コレ!」(W02-009)
ハロルド「いや、確かに疑問点が多すぎるけど……ていうかなんでそんなに上から目線なんだよ……」(W02-011)
ハロルド「え、えぇ!?なんだよ!何なんだよ、もう!!」(W02-013)
ハロルド「え?……あぁ、ハロルドっていうんだ。よろしく、アミィ。
 ていうか、なんで僕まで一緒に逃げなきゃいけないんだよ!僕はなにも悪いことしてないぞ!」(W03-003)
ハロルド「帝国の……」(W03-005)
ハロルド「それって、もしかして、遺産(レリック)?」(W03-006)
ハロルド「うーん……似たようなもの、かな」(W03-009)
ハロルド「だから僕を引っ張って来たのか」(W03-011)
ハロルド「帝国が捕らえていた遺産(レリック)使いか……
 この子と一緒に居れば、父さんを殺した貴族や天帝に近づくことができるかもしれない」(W03-012)
ハロルド「ううん、何でもない。
 そういう事情ならセフィロト支部ってとこに行くまで付き合うよ。
 僕もこの街には来たばっかりだから、よく知らないんだけど」(W03-014)
ハロルド「……そういえば、その、セフィロト支部って何?」(W03-015)
ハロルド「正義の味方か……遺産(レリック)の悪用を防ぐって、帝国とは仲が悪そうだね。
 このユグドラシルだって帝国の都市の一つだし、簡単に見つからないんじゃない?」(W03-017)
ハロルド「見つかるの早ッ!しかもわかりやすっ!!」(W03-019)
ハロルド「これがセフィロト……な、なんか想像してたのとだいぶ違うなぁ」(W04-010)
ハロルド「あ、ハロルドと言います」(W04-020)
ハロルド「え……謝礼とか、僕はそんなつもりじゃ……
 あの、僕にも何か手伝えることはありませんか?」(W04-026)
ハロルド「でも、僕は……僕だって、遺産(レリック)使いです!」(W04-028)
ハロルド「そ、それは……」(W04-030)
ハロルド「……僕は、父さんの仇を討ちたいんです。
 アメリアやセフィロトの人達と一緒にいればきっと、貴族や帝国にもっと近づいて戦える。だから……」(W04-032)
ハロルド「アミィ、フランソワさん、大丈夫か!?」(W05-014)
ハロルド「この建物にいる他の人を避難させるって。……あの子は?」(W05-017)
ハロルド「あんな堂々と看板出してるからだよ!」(W05-019)
ハロルド「アミィ!」(W05-022)
ハロルド「アミィ達の周りだけ、風がない……?」(W05-029)
ハロルド「アミィはあの大きな樹に連れて行かれたんだろ?僕も一緒に助けに行く!」(W06-003)
ハロルド「子どもじゃない!だってアミィをほっとけないよ!」(W06-005)
ハロルド「やった!ありがとう、フェリアさん!」(W06-008)
ハロルド「へぇ、遠くから見たら大きな樹に見えたけど、中は研究施設なんだ」(W06-010)
ハロルド「遺産(レリック)か……そういえば、帝国が実験しようとしているって言ってたけど、
 アメリアに何かの遺産(レリック)を使わせようとしてるのかな?」(W06-012)
ハロルド「お前は……アミィを返せ!」(W06-016)
ハロルド「フラン!あいつ、時間を巻き戻したのか……」(W06-022)
ハロルド「フラン、ちょっとこの扇借りるよ!」(W06-023)
ハロルド「僕に任せて。考えがあるんだ」(W06-025)
ハロルド「たあっ!!」(W06-026)
ハロルド「そんなの、知らないよ!」(W06-028)
ハロルド「残念だったね!!」(W06-031)
ハロルド「フラン、この扇ありがとう。返すよ」(W06-032)
ハロルド「……」(W06-034)
ハロルド「フラン、急がないといけないんだろ!気にしてる場合じゃないって!!」(W06-040)
ハロルド「何の音だろう?まさか、アミィが……」(W07-001)
ハロルド「ニーズヘッグ?」(W07-005)
ハロルド「急ごう、フラン!」(W07-010)
ハロルド「アミィ、大丈夫!?」(W08-002)
ハロルド「なんだっけ、時計ウサギの時計!あれで起動前に戻せないかな?」(W08-009)
ハロルド「エネルギー……」(W08-013)
ハロルド「僕のエネルギーコアを使えないかな」(W08-014)
ハロルド「黙ってて、ごめん。みんなを驚かせたくなかったんだ」(W08-017)
ハロルド「悪かったよ。隠しておけば油断するかなって思ったんだ」(W08-019)
ハロルド「僕のエネルギーコアでマルスの遺産を動かせる?」(W08-021)
ハロルド「……大丈夫だよ、アミィ」(W08-027)
ハロルド「ニーズヘッグ、君はもう一度眠るんだ。
 僕たちの必要とされる時代は終わったんだよ」(W08-028)
ハロルド「……アミィって、そういう素直なことも言えたんだ」(W08-032)
ハロルド「痛っ!!酷いな、こっちはほとんどのエネルギーを使っちゃってフラフラなのに!」(W08-034)
ハロルド「あ、あんなとこに!」(W08-037)
ハロルド「なんだよ、助けようとして必死だったのにさぁ!」(W08-040)
ハロルド「素直じゃないなー、ったく!!」(W08-042)
ハロルド「いいだろ、洗濯物くらい!ていうか何でフランとアミィが、僕の泊まってる宿に来るんだよ!」(W09-003)
ハロルド「は?僕、父さんの仇を討ちに帝国に行きたいんだけど……」(W09-006)
ハロルド「ちょっと待って!保護者って何!」(W09-008)
ハロルド「ちょっと待って、フランまで勝手に決めるな!」(W09-011)
ハロルド「わー!ちょっと!勝手に人の部屋片付けるな!!」(W09-013)
ハロルド「わー!わー!!フラン!それ返せー!!」(W09-015)
ハロルド「ハロルド、白浜ろく」(W10-001)
ハロルド「編集・脚本、さのや」(W10-006)




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アメリアのセリフ一覧 (セリフ数: 47 )

アメリア「きゃあっ!!……ったく、あんた、なんでこんなとこにいんのよ!危ないわね!」(W02-004)
アメリア「じゃ、私は急いでるから。あんたもこれから気をつけなさいよね!」(W02-006)
アメリア「ユグドラシルの上からよ。それが何?」(W02-008)
アメリア「事実そうなんだからしょーがないじゃない。ていうか説明しなきゃいけないの?面倒ねぇ」(W02-010)
アメリア「やばっ!気付かれたのかも!ちょっとあんた、あたしと一緒にこっち来なさい!」(W02-012)
アメリア「はぁ、はぁ……ここまで来れば、一安心ね」(W03-001)
アメリア「あたし、アメリア。アミィって呼んでちょうだい。あんた、名前は?」(W03-002)
アメリア「あたしだって悪いことなんてしてないわよ。帝国の研究施設に捕まってたの。
 これが使えるって理由でね」(W03-004)
アメリア「あぁ、遺産(レリック)を知ってるのね。それなら話が早いわ。
 これって特別なレリックなんだって。あたしもよく知らないけど」(W03-007)
アメリア「あんたも遺産(レリック)使いか何か?」(W03-008)
アメリア「じゃあさ、この街のセフィロト支部に連れて行ってくれない?
 あたしを逃がしてくれた遺産(レリック)使いとはぐれちゃったのよ。
 あたし、研究施設以外の場所はあまり歩いたことないし……」(W03-010)
アメリア「何か言った?」(W03-013)
アメリア「何だ、知らないの?セフィロト支部は、遺産(レリック)の悪用とかを
 防ぐ為に活動してる組織なんだって。要するに正義の味方だ!って、
 あたしを助けてくれた人が言ってたわ」(W03-016)
アメリア「あ、有った。しかも看板出てる。"おいでませ!セフィロト・ユグドラシル支部へ"だって」(W03-018)
アメリア「あたしが落ちた時、誰かに押されたと思ったけど、この人だったんだ……」(W04-011)
アメリア「化けて出てない!むしろ死んでない!!」(W04-013)
アメリア「はぁ……とりあえず、研究施設から逃がしてくれたのは助かったわ」(W04-018)
アメリア「ハロルドも遺産(レリック)使いなんだって。ここを探すのを手伝ってくれたの」(W04-021)
アメリア「はーい。ハロルド、またあとでね!」(W04-024)
アメリア「きゃああっ!!」(W05-001)
アメリア「あんな堂々と看板出してるからよ!」(W05-003)
アメリア「へぇ、そうなの。って、のん気に話してる場合じゃないし!!」(W05-005)
アメリア「マルス……なんで……なんであんたがここにいるの?」(W05-007)
アメリア「あたしの弟……研究施設で決められたことだけどね。気をつけて、見た目は子どもだけどあの子も遺産使いよ」(W05-009)
アメリア「あたしはもう研究施設には戻らない。あんなとこ、二度とごめんよ!」(W05-011)
アメリア「あたしは……こんな力なんていらない。あたしを利用して力を自分たちの為に使おうとする帝国の人達も嫌い。
 だから戻りたくないの!」(W05-013)
アメリア「ハロルド!」(W05-015)
アメリア「あんた達、それどころじゃ……きゃああっ!?」(W05-021)
アメリア「離してよ、マルス!!」(W05-025)
アメリア「ハロルド、フラン!!」(W05-033)
アメリア「どうして、どうしてあたしの遺産(レリック)なのに言うことを聞いてくれないの!」(W08-001)
アメリア「ハロルド、フラン!?それにマルスも?」(W08-003)
アメリア「皆、逃げて!遺産(レリック)が言うことを聞かないの!このままじゃ、街も皆も……」(W08-006)
アメリア「ハロルド……?」(W08-015)
アメリア「ハロルド!無茶しないで!」(W08-026)
アメリア「ハロルド……ありがとう。
 あなたのお陰であたし、ニーズヘッグを起動させずに済んだ」(W08-030)
アメリア「だから、死なないで……」(W08-031)
アメリア「な……!生きてるなら生きてるって言いなさいよ!!」(W08-033)
アメリア「心配して損したわ!」(W08-035)
アメリア「助けてくれなんて頼んでませんー。むしろあたし1人でなんとかできたわよ!」(W08-041)
アメリア「汚い部屋ねぇ、もー、ちゃんと片付けなさいよ」(W09-002)
アメリア「そーゆーこと」(W09-005)
アメリア「なら、保護者としてあたしも行かなきゃね」(W09-007)
アメリア「あんた、遺産(レリック)なんでしょ?あたしのニーズヘッグは動かすわけにはいかないし、
 マスターがいないならあたしがマスターになってあげるわよ」(W09-009)
アメリア「さ、そうと決まったらこの洗濯物を片付けて出発よ!」(W09-012)
アメリア「アメリア、如月梢」(W10-002)
アメリア「制作・提供は音響兵団(おんきょうへいだん)でお送りしました」(W10-007)




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フェリアのセリフ一覧 (セリフ数: 17 )

フェリア「あらあら、ごめんなさい。つい手が滑って銃をぶっ放しちゃった」(W04-001)
フェリア「仕方がないでしょう。しかし、件(くだん)の遺産(レリック)使いの少女が
 ユグドラシルから落ちてしまったとは……困りましたね。というか、フランソワ。
 助けに行ったあなたが保護対象を突き落としてどうするのです」(W04-004)
フェリア「むしろそれに滑って転んで木の上から人を突き落とす人がいるとは……はぁ」(W04-006)
フェリア「死体とか言わないように」(W04-008)
フェリア「ご無事でしたか、アメリアさん。この度は本ッ当にうちの者が申し訳ないことを……」(W04-014)
フェリア「フランソワは減給(げんきゅう)です。それと、あとで始末書の提出をお願いしますね」(W04-016)
フェリア「ところで、こちらの方は?」(W04-019)
フェリア「そうですか。……ハロルドさんと少しお話ししたいことが有ります。
 フランソワ、アメリアさんを別室へ。お疲れでしょうからお茶をご用意して差し上げて」(W04-022)
フェリア「ハロルドさん、アメリアさんを助けてくださってありがとうございました。
 あとで別の者が謝礼を差し上げます。その後、お引取りください」(W04-025)
フェリア「ハロルドさん、彼女はこの街を……いえ、世界を左右するかもしれない力を持っているのです。
 お申し出はありがたいのですが、あなたのような一般の方を巻き込むわけにはいきません」(W04-027)
フェリア「それなら、私達にあなたの遺産(レリック)を見せてください」(W04-029)
フェリア「……ハロルドさん、申し訳ないのですが、私達にはあまり時間が有りません。
 追っ手に彼女が見つかる前に、彼女を帝国の外に逃がさなければ。
 帝国には強力な遺産の使い手もいると聞きます。
 厳しいかもしれませんが、ある程度の力を持たない方にはご協力いただくわけにはいきません」(W04-031)
フェリア「父さん?あなた、もしかして帝国が探しているラザラス博士の……?」(W04-033)
フェリア「そうですか、アメリアさんは帝国の追っ手に……」(W06-001)
フェリア「フラン。ハロルドさんを連れて行って差し上げなさい」(W06-006)
フェリア「ハロルドさんがラザラス博士の子だというなら、もしかしたら……」(W06-009)
フェリア「フェリア、絆雛都」(W10-005)




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フランのセリフ一覧 (セリフ数: 48 )

フラン「ふぇ、フェリア支部長ー!!?銃をこっちに向けないでくださいー!」(W04-002)
フラン「も、申し訳有りません!私が至らないばかりに……!」(W04-003)
フラン「まさかあんな場所にバナナの皮が落ちているとは!!」(W04-005)
フラン「私の"風乱舞扇"で落下の衝撃は抑えたはずですが……ユグドラシルの下に死体は発見できませんでした!」(W04-007)
フラン「は!と、ともかく、多分少女は無事なのではないかと!無事だといいな!」(W04-009)
フラン「はっ!落ちたはずのアミィ!?ば、化けて出たあぁ!!!」(W04-012)
フラン「まあ無事だったから良かったじゃないですか、フェリア支部長」(W04-015)
フラン「支部長、笑顔で怒っていらっしゃるなぁ……はは、了解です」(W04-017)
フラン「はい、支部長。アミィ、こっちだ」(W04-023)
フラン「アミィ!くっ、追っ手にここを勘付かれたか!」(W05-002)
フラン「不思議なもので、ああいう風に逆に堂々としていた方が"まさかこんな場所にいるわけないよな"と
 ほっとかれたりするもんなんだ」(W05-004)
フラン「知り合いか?」(W05-008)
フラン「さっきの少年か。私のことはフランでいい。支部長は?」(W05-016)
フラン「帝国の研究施設からの追っ手だ。ここが見つかったらしい」(W05-018)
フラン「不思議なもので、ああいう風に逆に堂々としていた方が……」(W05-020)
フラン「しまった!説明に気を取られている隙に!」(W05-023)
フラン「逃がすか!風乱舞扇!!」(W05-027)
フラン「何……!?」(W05-028)
フラン「くっ、あいつの遺産(レリック)か!!」(W05-031)
フラン「申し訳ありません。私がついていながら……。今からユグドラシルに向かい、アミィを連れ戻します」(W06-002)
フラン「ハロルド、ユグドラシルは帝国軍の研究施設だぞ。武器も遺産(レリック)も持たない子どもを
 連れていけるわけがないだろう」(W06-004)
フラン「え、フェリア支部長!?いいんですか!?」(W06-007)
フラン「遠足じゃないんだぞ、あんまりきょろきょろするな。
 ユグドラシルは元々は大災害以前の文明の建造物だったらしいな。
 この建物自体が大きな遺産(レリック)らしい」(W06-011)
フラン「恐らくは。マルスとか言う子どもの話によれば、多分ロクなものではないだろうがな」(W06-013)
フラン「やけに警備が手薄だと思ったが……罠か!」(W06-015)
フラン「厄介な遺産(レリック)を持っているようだが……私達で倒すしかないな!風乱舞扇!!」(W06-018)
フラン「うわぁっ!!?」(W06-021)
フラン「う……いたたた……
 ハロルド、どうする気だ?持ち主でなければ風乱舞扇は使えないぞ?」(W06-024)
フラン「どういうことだ……?あいつの遺産(レリック)はお前を捕らえていたようだったが……」(W06-033)
フラン「おっと。それはちょっと待ってもらおうか。
 代わりに、アミィのいる場所に案内してもらおう」(W06-036)
フラン「お、おばさ……私はまだ18歳だッ!!」(W06-038)
フラン「答えろ。帝国は何をしようとしてるんだ?
 アミィに使わせようとしている遺産(レリック)は一体何なんだ?」(W07-003)
フラン「待て、そしたら街やユグドラシルはどうなる?
 ニーズヘッグとやらが動き出したらただじゃ済まないぞ」(W07-007)
フラン「フェリア支部長が言っていたアミィの力というのはこのことか……!」(W07-009)
フラン「だから、私はおばさんじゃない!」(W08-005)
フラン「プログラムにプロテクトがかけられているのか……
 おい、マルス、お前は帝国側の人間だろう。解除できないのか?」(W08-007)
フラン「ニーズヘッグの遺産(レリック)使い以外が無事な保障はない!
 このままだとお前も危ないんだぞ!死にたくないなら協力しろ!」(W08-011)
フラン「お前……まさか、遺産(レリック)なのか?」(W08-016)
フラン「よし、私はニーズヘッグが止まり次第、アミィを助ける。
 そっちは頼むぞ」(W08-023)
フラン「ハロルド!
 ……よし、プロテクトも解けた!アミィを外に出せるぞ!」(W08-029)
フラン「ははっ、仲がいいな、二人とも。……ん?マルスは?」(W08-036)
フラン「あ、こら!待て!!……っち、逃げられたか」(W08-039)
フラン「さて、あの二人を連れてフェリア支部長の所に報告に戻るとするか」(W08-043)
フラン「なっ!なんなんだこの溜め込んだ洗濯物は!!
 私はな、だらしないことが大嫌いなんだ!たとえ洗濯物でも、きっちりしていないと気がすまないんだー!」(W09-001)
フラン「ふっ、私はな、フェリア支部長からアミィとハロルドの保護を命じられたんだ」(W09-004)
フラン「アミィが保護者になるなら、保護者の保護者として私もついて行かないといけないな」(W09-010)
フラン「腕が鳴るな!……ん、なんだこりゃ」(W09-014)
フラン「フランソワ、月影みちる」(W10-003)




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マルスのセリフ一覧 (セリフ数: 32 )

マルス「アミィ、みーつけた!迎えに来たよ!」(W05-006)
マルス「ダメだよ、アミィ。施設を逃げ出したりなんかしちゃ。みんな心配してるよ?」(W05-010)
マルス「なんで?僕たちの力を認めてくれるんだよ?力を使える場所を与えてくれるんだよ?それのどこが気に入らないの?」(W05-012)
マルス「ねぇねぇ、僕のこと無視しないでよ!僕、無視されるのって大嫌いなんだ!」(W05-024)
マルス「だめだよ、だってアミィを逃がしたら怒られちゃうもん」(W05-026)
マルス「ふふっ。風が吹いているのは今だけでしょ?僕の"時計ウサギの時計"は時間を操ることができるんだ」(W05-030)
マルス「じゃあね。アミィを連れてったら実験が始まるんだ。死にたくなければ、この街から逃げたほうがいいよ」(W05-032)
マルス「そんなことないよ!実験で起動しようとしている遺産(レリック)はとっても面白いものなんだよ?」(W06-014)
マルス「そうだなぁ、僕を倒せたらいいよ。キミたちには倒せないと思うけどね。ふふっ」(W06-017)
マルス「だから、効かないって言ってるのに。"時間"には誰も勝てないんだよ?」(W06-019)
マルス「さっきの君の風を返すね!」(W06-020)
マルス「ははっ!使えない遺産(レリック)でどうする気?
 それに、僕に近づいて来るなんて馬鹿だね!
 人間の時間を急激に進めたらどうなると思う?」(W06-027)
マルス「死んじゃうんだよ、時間を使い果たしてね!
 今見せてあげるよ!」(W06-029)
マルス「……?嘘だ、僕の時計が効かない!?」(W06-030)
マルス「嘘だ、嘘だ!僕の時計が効かないことなんてなかったのに!
 こんなのズルだ!やり直しだ!!」(W06-035)
マルス「何だよ、離せよ!おばさん!!」(W06-037)
マルス「わーん!!おばさんがぶったー!!!」(W06-039)
マルス「ふん、もう遅いよ!実験は始まってるんだ。研究員もこの街に住んでる貴族もとっくに退避した後さ」(W07-002)
マルス「まいっか、このままじゃどうせ君たちも僕も助からないだろうしね。教えてあげるよ。
 ユグドラシルに住む大蛇(だいじゃ)。ニーズヘッグの起動実験だよ」(W07-004)
マルス「ユグドラシルと呼ばれるこの樹の中には古代の大型戦闘機械・ニーズヘッグが埋まっているんだ。
 それを使えるのはアミィで、今からそのニーズヘッグを地上に出そうってわけ」(W07-006)
マルス「元からそのつもりなんじゃない?
 この街にはセフィロトっていう何かと邪魔な組織も有るしね」(W07-008)
マルス「とっとと逃げたいんだけど、このおばさんが離してくれないんだよ」(W08-004)
マルス「僕はただの戦闘要員だもん、そんなの無理だよ!」(W08-008)
マルス「なんで僕が君らの為に遺産を使わなきゃいけないんだよ!」(W08-010)
マルス「あー、もう!わかったよ!!だけど、ニーズヘッグの動力部は地中深くに埋まってるんだ。
 僕の遺産(レリック)じゃ、螺子(ねじ)をいっぱいに巻いてもそこまで力が届かないよ。
 何かエネルギーを供給できるものがあれば別だけど……」(W08-012)
マルス「遺産(レリック)か……だから僕の遺産が通じなかったんだな。
 やっぱり、ズルだ」(W08-018)
マルス「その通りだったけどね」(W08-020)
マルス「遺産同士だからね、できるんじゃないかな」(W08-022)
マルス「じゃあ行くよ!時計ウサギの時計、発動!」(W08-024)
マルス「ダメだ!やっぱり僕の遺産で止めるなんて負荷が大きすぎるよ!」(W08-025)
マルス「ふん、いつまでも捕まってるわけないだろ!
 全く、おかげで実験は失敗するし、僕の遺産は壊れちゃうし、
 帝国のお偉いさんに殺されちゃうよ。
 この借りは必ず返すからね!」(W08-038)
マルス「マルス、(キャスト名)」(W10-004)


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(html化には、銀の月動画計画様の「アフレコ台本ジェネレータ"スクリーンプレイ"」を使用させていただきました!)

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