掛け合い1−B「オカルト研究会とゆかいな仲間達」 ◆台詞数 【1−B】カンナ(10)、アキ(9)、トオル(4) 計23 ---------------------------------------------------------------------------------------------------- (新学期のある日、オカルト研究会部室にて) カンナ/01:「はぁ〜、今日もなんかぱっとしない部室ねぇ」 アキ/02:「いつものことです。カンナお嬢様。我がオカルト研究会の部員は我々2人だけですからね!!」 (えっへん、と) カンナ/03:「お黙り、呉野(くれの)。」(きっぱり冷たく) カンナ/04:「はぁ〜、なんか面白いことないかしら。 生徒会のやつらを、ていうか主にカオルを困らせてやれるような… あ、そういえば新入生に有能なのがいるらしいじゃない。 そいつらをこの部に勧誘できないかしら?」 アキ/05:「あ。あー、そういえば。…あ、あった!この呉野の情報によるとですね、 退魔師である木佐家(きさけ)の娘と…なんだこりゃ、陸奥(むつ)?とかいう生徒が入学してくるそうで!」 (「…」にぺらぺらと紙をめくる音) アキ/06:「しかもその二人、すごい霊感が強いらしいんですよ! オカルト研究会に是非ともほしい人材ですね!」 カンナ/07:「ふっ、霊感ねぇ。私にはこれっぽっちもないものだわ!」(えっへんと何故か偉そうに) アキ/08:「…じゃあなんでオカルト研究会なんか設立したんですか。」 カンナ/09:「お、お黙り!なんとなくよ!…そ、そうだ、呉野!あなた、その子達をウチの部に勧誘してきなさいよ!」 アキ/10:「え〜、でも、どうやって…」 (ノックの音/ドアの音) トオル/11:「あのー、生徒会と反目(はんもく)して、 つぶれかけてるっていうオカルト研究会の部室はここでしょうか?」 (悪気なくきっぱり) カンナ/12:「失礼ね、つぶれかけてないわよ!…ええと、部員が2人しかいないだけよっ!!」 (後半、言い訳っぽく) アキ/13:「お嬢様、認めてどうするんですかっ!!」 トオル/14:「…僕、入部しに来たんです」 (ぼそ、と) カンナ/15・アキ/16:「「え!?」」 (2人同時) カンナ/17:「なーんだ、入部希望の子だったのね! ふっ、この私のもとで働こうだなんて、なかなか見所があるじゃない!!」 アキ/18:「良かったですね、お嬢様! 同好会は3人いないと設立できませんから、これでやっと自称・オカルト研究会から卒業できますよ!」 カンナ/19:「…そ、そうだったの?…そういうことは早く言いなさいよッ!!」 (前半、初めて知った風/後半、怒る) トオル/20:「そういえば、あなた達。生徒会にちょくちょく勝負を挑んでるらしいじゃないですか。 …僕、そういうのも、面白そうだと思って。」 カンナ/21:「あら、そこまで知ってるの?話が早いわね!それなら早速、作戦会議よ!おーっほっほっほ!!」 トオル/22:「面白くなってきそうですね…ふっふっふ」(怪しげに) アキ/23:「あ、あの〜、お嬢様?なんか怖いですよ、この子…!!」 (終)