◆「軽トラサンタ(仮)」プロット案 090421追記・修正
【性格付けしてみたキャラクター】 △はちょい役なキャラ。
主人公 少女/中学生くらい
クリスマス嫌いの少女。小さい頃のクリスマスに母親が亡くなった。
その年はサンタさん(=母親)のプレゼントがなく、サンタの正体に気づいた。
以来、極度な現実主義者になってしまう。
しっかり者だが、それゆえに周囲の人に辛い時も弱音を見せられない。
見習いサンタ達に出会うことで、クリスマスが少し好きになる。
「クリスマスなんて大っ嫌い!!」
「じゃあなんで、母さんが死んでから私のとこにはサンタが来ないのよ。
それって母さんがサンタだったってことでしょ?」
見習いサンタ1 少年〜青年
ざっくばらんな見習いサンタ。クリスマスに奔走している最中に主人公に出会う。
面倒くさがりに見えるが、クリスマスへの情熱は人一倍熱い。
「めんどくせーなー。なんだよ、このリストの量」
「ったく!お前はあーいえばこーいう奴だな!!」
見習いサンタ2 少女(少年でも可)
見習いサンタ。明るく元気なムードメーカー。物事を深く考えていなそうに見える。
「ぼくたちだって見習いだけどサンタだもん。ねー」(見習いサンタ・トナカイに同意を求める)
「最近、煙突のある家ってあんまりないしねー。窓ガラスでも割るー?」
トナカイ 少年〜青年
本当は見習いサンタなのだが、近年のトナカイ不足によりドライバーを務める。運転は乱暴。
「俺は……トナカイだ。誰がなんと言おうとトナカイだ」
「特殊な道具を使って鍵を開ける。一般人は犯罪になるのでやらないように」(ピッキング?)
△クラスメイト
主人公のクラスメイト。クリスマスの話で盛り上がる。
△主人公の母
主人公の母。クリスマスの日に亡くなってしまった。
△サンタ 大人の男性or女性
見習いサンタたちの上司。腰を痛めたサンタの部下で、いわゆる中間管理職。
△他地区のサンタ 年齢性別など自由
見習いサンタたちの同僚。
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【シナリオプロット】
シーン1:オープニング
クリスマスイブの日。クリスマスの事で盛り上がるクラスメイトと帰る主人公だが、なんとなく浮かない顔。
クラスメイトと別れた後、「クリスマスなんて大っ嫌い!」と吐き捨てる。
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主人公の自宅近く、住宅街。立ち往生している(ガス欠or道に迷ったなど)軽トラに乗った若者に声を掛けられる。
若者たちは老齢で腰を痛めたサンタの代わりに、この地区のプレゼント配りを任された「見習いサンタ」だという。
若者たちの衣装(サンタ服やトナカイ着ぐるみ)を見て、何かのバイトの人たちだと思う主人公。
サンタたちを助けて別れようとするが、その時もらした「クリスマスが好きじゃない」の一言で、
「クリスマスの楽しさを教えてやろう」と無理矢理、拉致されてしまう。
↓
シーン2:見習いサンタの仕事
子どもたちにプレゼントを配る仕事を始める見習いサンタたち。
だが、道に迷ったり家に入るのにガラスを割ろうとしたり子どもの希望のプレゼントを間違えたりして上手くいかない。
最初は「不法侵入じゃないのコレ!」と言っていた主人公も、サンタたちのあまりの頼りなさに思わずプレゼント配りを
手伝い始める。
↓
手伝いの途中で、主人公はふと、昔はクリスマスが大好きだったことを思い出す。
サンタたちやトナカイたちも、クリスマスに大切な思い出が有って、サンタを目指すことにしたと話す。
↓
シーン3:最後のプレゼント
どうにか担当分のプレゼントを配り終えた4人。
主人公は、袋の中にひとつ残ったプレゼントを発見するが、見習いサンタたちにそれを手渡される。
最後のひとつは、母から主人公へのプレゼントだった。
(母が死んですぐに引っ越してしまった、などの理由で渡せなかったなど)
「遅くなって、ごめんな」という見習いサンタと、「サンタが本当にいるって言うのは本当だったんだ」とプレゼントを
大切そうに受け取る主人公。
↓
街に雪が降ってくる。
主人公が見習いサンタたちにお礼を言い、口々に「メリークリスマス!」と言った所でシーン転換。
↓
シーン4:エピローグ
主人公を家に送った後。帰る途中の見習いサンタたち。
なんとなくぼーっとした様子の見習いサンタ1を「あの子に惚れたんじゃないの」などと茶化す他の2人。
わーわーケンカしている所に携帯の着信音。他の担当地区のサンタから、プレゼント配りを手伝って欲しいとの電話。
愚痴ったりしつつも楽しそうに向かう3人の会話で終わり。
補足:イベント案
上記プロットに加えて、入れられそうなイベント案など。
・子ども時代の主人公と、母親の思い出(回想シーン)(シーン1やシーン2など)
・他地区サンタから電話(シーン4)
・見習いたちの上司がいる(シーン1の前など)
などなど。
脚本担当者さんの裁量で追加していただいても結構です!