001)りんご
 

博士「最初はAからかな。1ページ目はキラーアップルにしておくか」
助手「それ頭文字"K”ですよね」
博士「本当だ。まあいいか。
   ちなみにキラーアップルは人を捕食の為に襲うが、その果汁は
   えらい美味しいらしいんだ」
助手「えらい美味しくても人食いりんごのジュースは飲みたくないですね」 

002)サル
 
博士「次はサル系のモンスターの項目をまとめてみるか。
   ……サル、か」
助手「どうしたんですか?真剣な顔をして」
博士「サルといえば、昔、弟がサルに攫われそうになった話があるんだが、
   話してもいいかな?」
助手「聞きたくないです」
博士「○○ユートピアパークだかっていう山の動物園に行った時の話なんだが」
助手「だから、聞きたくないです」 
003)コンビニ
 
博士「ところで、ダンジョンにコンビニ有ったら便利そうだよねぇ」
助手「えーと……それってなんか逆に罠が有りそうに思えるのは私だけですか?」
 
004)犬
 
博士「犬って苦手だな。だって追いかけて来るんだもん」
助手「なんか追いかけやすいオーラが出てるんじゃないですか?」 
005)蝶
 
助手「次は虫系の分類かー……う〜、私はここのお手伝いはパスしてもいいですか?」
博士「君は本当に虫が苦手だねぇ」
助手「だってだって!蝶がキレイとか言いますけど、元はアレなんですよ!?」
博士「虫のモンスターって多いから、しばらく虫の資料漬けになりそうなんだけど……」
助手「いーーーやーーー!!!」 
006)桜
 
助手「桜の花ってなんだか淡いピンクでカワイイ感じでいいですよねぇ」
博士「今書いてるページの桜は人間の血を吸う"吸血桜"だけどね……」 
007)海
 
助手「海のモンスターかぁ……季節が夏だったら海に研究旅行に行けたのになー」
博士「別に冬の海に研究に行ってもいいんだよ?」
助手「えーっ、そんなの楽しくないじゃないですかー。泳げないしー」
博士「仕事と遊ぶ気、0対10だね君……」
 
008)太鼓
 
博士「太鼓って普段使いするものじゃないよね」
助手「そもそも普段使い用の太鼓って聞きませんよね」
 
009)女の子
 
博士「"冬色カラーで女子力アップ!"とかよく聞くけど、女子力って何?
  戦闘力みたいなもの?」
助手「ていうか、私の雑誌読んでないで仕事してくださいよー」
 
010)メール
 
博士「毎日毎日、世界中で膨大な量の魔導電子メールが送受信されてるのに、
  よくちゃんと届くよねぇ。迷子にならないのかな?」
助手「それはそうと、編集さんから催促のメールが来てますよ」 

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011)宝石
 

助手「宝石いいな〜、欲しいな〜」
博士「君が見てる資料、人食いのキラージュエリーの資料だけどいいのかい?」
助手「それでも欲しいです!!!」
博士「いいの!!?」 

012)教科書
 
博士「大掃除してたら、子どもの頃の教科書が出てきたよ。懐かしいなぁ」
助手「なんで博士の教科書って偉人の写真に全部ラクガキしてあるんですか?
  メガネとか鼻毛とか」
博士「みんな通る道だと思うよ」
助手「思いません」 
013)パソコン
 
博士「げっ、魔導パソコン壊れたッ!!!」
助手「マジですか!バックアップは!?」
博士「取ってません」
助手「……最初から作業、やり直しですね」
 
014)ケーキ
 
博士「なんだよー、どうして忙しい時に限って機械って壊れるんだよー」(しくしく)
助手「博士、元気出して!ほら、おやつのケーキでも食べて!」 
015)耳かき
 
博士「さっきから耳かき探してるんだけど、知らない?」
助手「耳にささってますよ、博士」
博士「あ、本当だ。やー、耳かきってさしたまま忘れちゃうよねぇ」
助手「普通の人は忘れません」
(※真似しないでください) 
016)カエル
 
博士「童話とかに出てくる"カエルの王子"は成人しているという説を
  思いついたんだけどどうだろう!?
  オタマジャクシじゃないから大人だと思うんだ!」
助手「それより、魔導パソコンの復旧終わったんですか?」 
017)池
 
博士「池に住んでるモンスターってなんだろう?河童?」
助手「モンスターっていうか妖怪の分類じゃないですか、それ」
018)うさぎ
 
助手「博士ー、これもモンスター図鑑の資料ですか?」
博士「いや、これは僕の師匠の肖像画」
助手「ええ!?どう見てもウサギにしか見えないんですけど!!?」
019)時計
 
博士「わー!!!もうこんな時間!!今日の作業全然進んでないよ!」
助手「絶対、時計を見てる時より、見てない時のが時間経つの早いですよね……」
020)月
 
博士「今日は月がキレイだねぇ」
助手「もー!そんなこと言ってる場合じゃないですよ!
  今日中に終わらせることがあるでしょう!?」 

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021)花
 

助手「お花とか花のモチーフってカワイイですよね!」  
博士「じゃあ植物系モンスターのとこの作業は君に任せようかな」
助手「嫌ですよー、だってモンスター図鑑じゃ、
  人食いナントカとか可愛くないのしか載ってないじゃないですかー」

022)猫
 
助手「わっ、博士!どうしたんですか、その怪我!?」
博士「なでようとしたら野良猫にやられた……」
助手「とことん動物に嫌われてますね……」
博士「モンスター図鑑に載せようかな、野良猫」
助手「怒られますよ」
023)学校
 
博士「いつか母校に招かれるような有名人になるのが夢なんだ」
助手「へー、良いじゃないですか。
  有名になる為にも、頑張ってこの図鑑を完成させましょうね!」
博士「講演会とかってかなり儲かるらしいしね!」
助手「そんな理由ですか!?」
024)星
 
博士「今日も家にこもりっきりで夜になっちゃったねぇ……」
助手「たまには気分転換に散歩に行ってきたらどうですか?
  ほら、晴れてて星がキレイですよ」
博士「外は寒いからなぁ。風邪とかひいたら大変だし」
助手「……なんだかんだ言っても家にいるのが一番好きなんですね」
025)携帯
 
助手「じゃーん!新しい魔導ケータイにしてみました!」
博士「今の携帯は機能が付き過ぎてて電話じゃなくなってきてるよね」
助手「いいじゃないですかー、便利ですよ」
博士「僕は電話だけでいいんだけどなぁ」
助手「だからって魔導電話の子機持ったまま、
  近所にでかけたりするのはやめてくださいね」

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