101)傲慢
 

師匠「今日はわしがありがたい話のひとつでも聞かせてやろうかの。
  七つの大罪というものが有ってだな、まず"傲慢"は、傲れるものは久しからずと
  言って……」
博士「大丈夫ですよー、師匠。
  僕は完璧な人間ですから、訓話とか聞かなくても大丈夫ですって」
助手「なんていうか、そう言う人って典型的な傲慢な感じだと思いますけど……」

102)嫉妬
 
師匠「まあ、こやつが出来が悪いのは昔からじゃが、お前はどうかの?
 "嫉妬"という大罪も有るが、わしの大人の魅力に嫉妬してたりするんじゃないかのぅ」
助手「1ミリもしてません」
博士「良かったですね、師匠!嫉妬してないそうですよ!」
師匠「む、むむむ……それはそれで何かムカつくのじゃが」
103)憤怒
 
助手「そういえば"憤怒"ってのもありますよね。
  ウサギさんも博士も、怒りっぽいのはダメってことですよー」
師匠「まあ、怒るのはお肌にも良くないしのぅ」
助手「だから私が冷蔵庫の3連プリンを一人で食べちゃってても
  怒っちゃダメなんですよ!」
師匠「な、なんじゃと!一人で食べおったのか!!?」
博士「ちょっと待って!あれ3人で分けるって決まりだったじゃない!」
104)怠惰
 
助手「えーん!二人して叩くなんて酷いですー!!えーん!!!」
師匠「プリンの仇じゃ。早いところ代わりのプリンを買ってこい」
助手「えー。この寒い中、外に出たくないです!めんどくさいし!」
師匠「"怠惰"は大罪のひとつじゃぞ!それに子どもは風の子って言うじゃろが!」
助手「だったら博士が行ってくるべきですよ!!精神的に子どもですもん!」
博士「ええ!?なんで僕!!?」
105)強欲
 
助手「プリン買ってきましたよー。
  もー、この寒い中にいたいけな少女を寒空の下に放り出すなんて……」
師匠「うむ、ご苦労。……む、3つ有るな。ここは年長のわしが2つ食べるべきじゃな!」
博士「ええー!ずるいですよ、師匠!普段頑張ってる僕が2つじゃないですか!?」
助手「お二人ともー、"強欲"って単語知ってます?ていうか3つ目は私のです!!」
106)暴食
 
博士「クリスマスとか年末とか、どうしてもこの時期は食べ過ぎになるよねぇ」
師匠「"暴食"も大罪のひとつじゃからな。ほどほどに控えるべきじゃの(もぐもぐ)」
助手「もー、そんなこと言って、ウサギさん食べ過ぎですよー(もぐもぐ)」
博士「君もかなり食べ過ぎだからね?」
107)色欲
 
師匠「さて、七つの大罪の最後は"色欲"なんじゃが……」
助手「なーに?」
博士「なんですか?」
師匠「……お前たちにはあんまり関係なさそうじゃのぅ」
博士「なんだか師匠には言われたくないです……」
助手「シツレーしちゃいますよね」
108)2011年
 
博士「ともあれ、今年ももうすぐ終わりだね!2011年もよろしく!」
師匠「うむ。だが何じゃ、そのけったいなメガネは」
博士「年末年始なんではしゃいでかけてみました!」
助手「すごく見づらそうですよね、それ。まあ、来年もよろしくお願いします」
博士「ちなみに君のお年玉用に同じ物を用意してあるから、よろしく!」
助手「ちょっと待って!それはよろしくできませんよ!?」 

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